瀬戸 男子200個人メドレー「ヘロヘロ」最下位、萩野に大差の完敗

2021年02月07日 05:30

競泳

瀬戸 男子200個人メドレー「ヘロヘロ」最下位、萩野に大差の完敗
男子200メートル個人メドレー決勝で最下位に沈み天を仰ぐ瀬戸 Photo By スポニチ
 【競泳 ジャパン・オープン第3日 ( 2021年2月6日    東京アクアティクスセンター )】 不倫問題による活動停止処分の明けた瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が、東京五輪代表権を持つ男子200メートル個人メドレー決勝で2分3秒89の最下位に沈んだ。自己ベストから8秒以上遅いタイムで、優勝したライバル萩野公介(26=ブリヂストン)に完敗。男子200メートルバタフライも1分56秒32で3位に終わった。
 2種目ともに予選は1位通過。だが、瀬戸は200メートルバタフライ決勝で飛び込んだ直後に異変を察した。「体が重たい」。100メートルのターンは6位。後半追い上げて3位に食い込んだが、自己ベストの日本記録から3秒79遅れた。約20分後にスタートした200メートル個人メドレー決勝は第1泳法バタフライで7位と出遅れると、その後も失速。7位に3秒以上の差をつけられる最下位に沈んだ。自己ベストに8秒34遅れ。優勝した萩野には5秒75の大差をつけられた。

 今大会で約5カ月ぶりに復帰。144日ぶりのレースとなった4日の400メートル個人メドレーを制した。目標は3冠。この日の2種目は予選で体力を温存する選択肢もあったが、貴重なレース機会を有効活用するため「予選からそこそこ泳いで、決勝もタイムを上げる」という課題を設定。高い志で臨んだが「練習不足。ヘロヘロになった。今はこれが精いっぱい」とごう沈した。

 会場入り前には優佳夫人と電話し「今日も頑張ってね」と言葉をかけられていただけに「期待に応えられなかった」と肩を落とした。五輪延期によるモチベーション低下や不倫問題による活動停止処分のツケが回ってきた形だが「思ったよりは落ちていない。耐乳酸と持久力の練習を積めば元の自分に戻れる。泳ぐたびに体が戻る感覚があり、楽しい」と、あくまで前向きだ。目標は4月の日本選手権での日本記録更新。今月下旬の東京都オープンで再び今大会と同じ3種目に挑む。

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