岡崎真氏 フィギュア団体、カップル競技人気で上がった日本の競技力

2022年02月08日 05:30

フィギュアスケート

岡崎真氏 フィギュア団体、カップル競技人気で上がった日本の競技力
<北京五輪・フィギュア団体戦>ペア・フリー、演技をする三浦璃来、木原龍一組(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【北京五輪第4日 フィギュアスケート団体 ( 2022年2月7日    首都体育館 )】 【フィギュア斬る 岡崎真】前回優勝のカナダが表彰台にすら立てなかったように、団体戦は現在の各国の競技力が出る。その中で日本が初めて五輪の表彰台に立ったことはフィギュア関係者として本当にうれしい。
 06年トリノで荒川静香さんが金メダルを獲得した後は浅田真央さん、高橋大輔、羽生らスター選手が次々と現れ、競技人口が増加。特に男子の増加でカップル競技(ペア、アイスダンス)に興味を持つ選手も出てきたことで、全体のレベルが上がったと分析することができる。

 ペアの三浦、木原組は3連続ジャンプで三浦に回転不足などがあり、スロージャンプでも着氷に「あわや」の場面もあったが、それでも自己ベストで2位。個人戦はロシアから3組出てくるなど状況は変わるが、上位の出来次第ではメダルの可能性すら感じさせてくれた。女子の坂本は序盤こそやや硬さもあったが、終盤は本来の質の高いジャンプが見られた。重圧が減る個人戦ではまだ伸びしろもあるので、思う存分勝負してほしい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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