東福岡 10大会連続4強!佐賀工との九州対決制した 逆転トライの中川「最高の一言に尽きます」

2023年01月04日 06:00

ラグビー

東福岡 10大会連続4強!佐賀工との九州対決制した 逆転トライの中川「最高の一言に尽きます」
<佐賀工・東福岡>後半、逆転トライを決める東福岡・中川(左)(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会準々決勝   東福岡24―18佐賀工 ( 2023年1月3日    花園ラグビー場 )】 準々決勝4試合が行われた。6大会ぶりの優勝を狙うAシードの東福岡は、佐賀工との九州対決に24―18で逆転勝ちし10大会連続で準決勝に進出した。長崎北陽台は天理(奈良)に5―8で惜敗し、15大会ぶりの4強入りを逃した。あす5日の準決勝は東福岡―京都成章、報徳学園(兵庫)―天理の組み合わせとなった。
 簡単に負けない。だから東福岡は強い。4点を追う後半21分にゴール前5メートルの左中間ラックから右に細かくつなぎ、フランカーの中川が逆転のトライ。10大会連続のベスト4以上を確定させる1本に「最高の一言に尽きます」と喜んだ。

 前半4分にSH高木が幸先よく先制のトライを挙げたが、その後は苦しんだ。前半だけで5個の反則。試合を通じて3度インターセプトを許して佐賀工に攻め込まれ、後半10分にはラインアウトからサインプレーで一時は逆転を許すなど苦しめられた。

 それでも高木は「コンタクトの部分で勝っていれば自分たちの持ち味は出せると思った」と焦らず、最後は地力を見せて逆転した。

 春の選抜大会は大会中に対戦したチームに新型コロナ陽性者が出たため、大会実行委員会からの辞退勧告を受け入れて戦わずして準優勝。夏の7人制大会も準優勝だった。今のチームの15人制に限れば、敗戦は9月のオーストラリア高校選抜戦のみだ。高木は「準々決勝でこういう試合ができたことは、次につながると思います」と接戦で勝てたことを収穫にあげた。

 これで10大会連続の準決勝進出。藤田監督は「誰も褒めてくれない」と苦笑いしたが、視線はもっと上にある。「このチームはもうひと山越えないといけないメンバーがそろっている。彼らも気持ちが引き締まってギアが上がると思う」と期待した。まずは5大会連続ではね返されている“鬼門”の準決勝、京都成章戦に全力投球する。(杉浦 友樹)

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