【高校ラグビー】大畑大介氏が語る決勝のみどころ 勝敗のポイントは「いかに10番に仕事をさせないか」

2023年01月07日 07:00

ラグビー

【高校ラグビー】大畑大介氏が語る決勝のみどころ 勝敗のポイントは「いかに10番に仕事をさせないか」
大畑大介氏 Photo By スポニチ
 第102回全国高校ラグビー大会はきょう7日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で報徳学園(兵庫)―東福岡の決勝が行われる。春の選抜大会決勝も同じ組み合わせだったが、新型コロナウイルスの影響で報徳学園が不戦勝で優勝。兵庫県勢としての初優勝、そして史上4校目の高校3冠へ、真の王者を証明する。テストマッチ通算69トライの世界記録を持つ元日本代表WTB大畑大介氏(47)が決勝の見どころを語った。
 ともに高校日本代表候補を8人ずつ擁し、圧倒的な攻撃力を誇る。似たようなチーム構成で、力関係は五分とみる。ロースコアの展開は予想しづらい。攻守がめまぐるしく入れ替わり、終盤までもつれる激しい打ち合いになるのではないか。

 東福岡は準決勝の京都成章戦で7トライを奪うなど力強さを見せた半面、もろさも露呈した。試合の序盤、ボールが手につかないシーンが目についたが、たまたま東福岡側にボールが転がった影響でボールをキープできた。ただ、京都成章と比べると、報徳学園の方がディフェンスは強固。一つのミスが致命傷になりかねない。

 キーマンは両校とも10番だ。報徳学園のSO伊藤は投げてよし、走ってよし、蹴ってよしの万能タイプ。スペースを見つけるのがうまく、視野も広い。東福岡のSO高本も自分で仕掛けることができるし、周りを生かすことができる瞬時の判断力が光る。両校とも外側に決定力のあるランナーがそろうだけに、いかに10番に仕事をさせないか。ここが勝敗を分けるポイントの一つになる。(元日本代表WTB)

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