東京SG斎藤直人 “ピンチヒッター”で逆転PG、約1年ぶりゴールキックで「準備していたのが生きた」

2023年01月07日 22:32

ラグビー

東京SG斎藤直人 “ピンチヒッター”で逆転PG、約1年ぶりゴールキックで「準備していたのが生きた」
<東京SG・横浜>東京SG・SH斎藤直人(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン第3節   東京SG32―23横浜 ( 2023年1月7日    東京・味の素スタジアム )】 3試合が行われ、東京SG(旧サントリー)は横浜(旧キヤノン)を32―23で下し、2連勝とした。勝ち点4を積み上げ、同9で暫定2位に浮上。SOアーロン・クルーデン(33)が前半18分にレッドカードで退場し、試合の大半を14人でプレーしたが、ゴールキックの代役を務めたSH斎藤直人(25)が逆転PGを決めるなど、選手層の厚さを示した。
 数的不利をはね返した。クルーデンの退場により、試合の大半を一人少ない14人でプレー。そんな状況でチームに勢いを与えたのは、今季から共同主将を務める斎藤だった。「エナジーアップ!」と味方へ声をかけ続ける。相手より少ない人数でも、FW陣がディフェンスで粘って好機を演出し、バックスのトライにつなげた。「エンジーを上げてくぞって意思を全員で持ちたかった」と斎藤。チーム一丸となって、今季2勝目をつかんだ。

 “ピンチヒッター”としての見せ場もやってきた。クルーデン退場により、公式戦では昨季第4節のBR東京戦(昨年1月30日)以来、約1年ぶりとなるゴールキックを蹴った。7―8の前半27分に逆転PGを決めると、同30分にも成功。日頃からキックの練習をしており「何かあった時のために準備していたのが生きた」と納得顔だった。

 後半からは斎藤に代わってSH流大が投入され、ゲームメーク。途中出場のCTB森谷圭介がSOの役割を担うなど、チーム全体でカバーし、不測の事態にも動じない強さを見せつけた。「厳しい状況でも勝ち切れたことは大きい」と斎藤。2連勝と勢いに乗ってきた。

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