【高校ラグビー】東福岡が報徳学園の3冠を阻止!6季ぶり7回目の全国制覇 藤田監督「底力見せてくれた」

2023年01月07日 15:13

ラグビー

【高校ラグビー】東福岡が報徳学園の3冠を阻止!6季ぶり7回目の全国制覇 藤田監督「底力見せてくれた」
優勝を決め喜ぶ東福岡フィフティーン(撮影・大森  寛明) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会決勝   東福岡41-10報徳学園 ( 2023年1月7日    花園ラグビー場 )】 第102回全国高校ラグビー大会決勝戦が7日、東大阪市の花園ラグビー場で行われ、東福岡が41-10で報徳学園(兵庫)を下し、6大会ぶり7回目の全国制覇を成し遂げた。春の選抜大会では決勝をコロナの影響で辞退、夏の7人制決勝では17―31で敗れ、いずれも報徳学園の優勝を許したが、決着をつける花園でFW、バックスが一体となったラグビーで報徳学園の3冠を阻止した。
 3度目の正直、そして花園での決戦。東福岡・藤田雄一郎監督は強い気持ちを強調して、決勝に臨んだ。「最高の舞台で報徳学園と対戦できる。フィジカルで体を当てこんで、相手のアタックのテンポを遅らせれば、勝機が見えてくる」。春の選抜では決勝直前にコロナの影響で無念の出場辞退。夏の7人制大会でも決勝で17―31で敗れた。悔しさをバネに練習に取り組み、屈指のフィジカル、アタック力に磨きをかけてきた。

 フランカー大川虎拓郎主将(3年)も「報徳学園の存在があったからこそ、ここまで成長できた。ディフェンスで前に出て、トライにつなげたい」と気合を入れていた。開始早々の前半0分、キックチャージによる敵陣5メートル付近のラックから右に展開し、WTB上嶋友也のトライで先制。前半12分にはラインアウトから左に展開し、FB石原幹士(3年)が飛び込んだ。

 前半12―7とリードして迎えた後半も東福岡は攻守に集中力を発揮。後半10分に敵陣22メートルライン付近のラインアウトから相手ディフェンス裏へのキックをCTB西柊太郎(3年)がキャッチしてトライ。報徳を突き放すと、後半18分には上嶋がこの日2本目のトライを決めた。決勝で計6トライ。最高の形で東福岡が頂点を極めた。

 ▼東福岡・藤田雄一郎監督 6大会ぶりの優勝というより、3年間コロナの中で大変な思いをしながらラグビーを続けた3年生が一生懸命頑張った結果。彼らがやり切ってくれた。底力を見せてくれたと思います。

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