霧馬山 優勝一夜明け、鶴竜親方の断髪式で「“大関・霧馬山”って呼ばれたい」夏場所後の昇進誓う

2023年03月27日 13:45

相撲

霧馬山 優勝一夜明け、鶴竜親方の断髪式で「“大関・霧馬山”って呼ばれたい」夏場所後の昇進誓う
満開の桜をバックにポーズを決める霧馬山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春場所で初優勝を果たした関脇・霧馬山(26=陸奥部屋)が27日、大阪府堺市東区の同部屋で一夜明け会見を行った。
 大逆転で初めて賜杯を抱いてから一夜、「小さいときからテレビで見ていた。自分がもらうとは全然考えていなくて、初めてもらった瞬間は最高でした」と振り返った。本割、決定戦と連勝した大栄翔との2番。「まず最初の一番で勝ちたいという気持ちがあった」と本割で勝つことだけを考えていた。そのためか、決定戦では「あまり緊張はなかった」という。2月の出稽古で何度も肌を合わせた相手に2番続けて逆転勝ちを収め「その稽古のおかげで勝てたかな」と積極的な出稽古の成果をかみしめた。

 初場所は11勝、そして春場所で12勝を挙げ、夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)は大関獲りに挑む。「そこで“大関”と考えるんじゃなくて、いつも通り稽古していつも通り生活していつも通りやりたい」と意識せずに臨むことを誓った。「本当に素晴らしい人しかなれない。神様みたいなもの」と位置づけている大関の地位へ、思いは強い。優勝を争った大栄翔や若元春、同郷・モンゴル出身の豊昇龍らライバルが多い中「みんなに負けたくない。自分が先に」と混戦を抜け出すことを見据えた。

 夏場所後の6月3日には、部屋の鶴竜親方(元横綱)の引退相撲が行われる。「その時に“大関・霧馬山”って…(呼ばれたい)。そのためには一生懸命頑張らないと」。新大関として親方の晴れ舞台を迎えることが、何よりの恩返しになる。

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