【全国大学選抜相撲宇佐大会】日大・川渕一意が大学初タイトル 団体戦は拓大が50年ぶりV

2023年05月04日 07:37

相撲

【全国大学選抜相撲宇佐大会】日大・川渕一意が大学初タイトル 団体戦は拓大が50年ぶりV
大学相撲宇佐大会個人戦の入賞者(左から)準優勝の大森康弘、優勝の川渕一意、3位の三田大生 Photo By 提供写真
 全国大学選抜相撲宇佐大会が3日、大分・宇佐市総合運動場相撲場で行われ、昨年の全国学生選手権の上位12校(東日本8校、西日本4校)が参加した。
 92人が参加した個人戦は、川渕一意(日大4年)が頂点に立った。今大会最重量199キロの巨体を生かした安定感のある相撲で勝ち進み、決勝では金沢学院高の2学年後輩にあたる大森康弘(金沢学院大2年)を突き放してから左四つに組み止めて寄り切った。

 川渕は高校時代に世界ジュニア選手権優勝など5つのタイトルを獲得したが、大学では今回が初めての全国優勝。一昨年の全国学生選手権団体戦で左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大ケガを負い、ちょうど1年後の全国学生選手権で実戦復帰して団体優勝に大きく貢献した。4月29日に行われた宇和島大会は欠場。4年生として初めて出場した大会で初タイトルを手にした。

 団体戦は、拓大が50年ぶり4度目の優勝を果たした。4月の宇和島大会を制した近大を準々決勝で破って勢いに乗り、決勝は昨年優勝の日大と対戦。2―2の大将戦にもつれ込み、拓大・村山尊(3年)が日大・川上竜昌(3年)の左腕をうまく引っ掛けて後ろについて送り倒して勝負を決めた。


 ▽個人戦 4回戦
山崎勝磨(近大4年) 寄り切り 松澤魁斗(東農大2年)
栗田裕有(早稲田大4年) 突き落とし 白川大陽(日大4年)
オトゴンバト(東洋大2年) 突き落とし 木下優希(東農大2年)
大森康弘(金沢学院大2年) 下手投げ 新川大楽(日体大3年)
川渕一意(日大4年) 寄り倒し 野地崇良(中大4年)
平野颯人(中大4年) 押し倒し 後藤大翔(東農大2年)
三田大生(近大4年) 押し出し 花岡真生(日大3年)
ブフチョローン(日体大3年) 上手投げ 矢田翔大(東洋大3年)

 ▽準々決勝
栗田裕有 送り出し 山崎勝磨
大森康弘 下手投げ オトゴンバト
川渕一意 寄り切り 平野颯人
三田大生 押し出し ブフチョローン

 ▽準決勝
大森康弘 引き落とし 栗田裕有
川渕一意 押し出し 三田大生

 ▽3位決定戦
三田大生 引き落とし 栗田裕有

 ▽決勝
川渕一意 押し出し 大森康弘

 ▽団体戦 準々決勝
東洋大 5―0 九州情報大
拓大 3―2 近大
日大 4―1 日体大
中大 3―2 東農大

 ▽準決勝
拓大 3―2 東洋大
日大 3―2 中大

 ▽3位決定戦
東洋大 4―1 中大

 ▽決勝
拓大 3―2 日大
○角田雄佑 引き落とし 成田力道 
 井ノ上豪志 押し出し 草野直哉○
 五島雅治 寄り切り 川渕一意○
○松永ジョージ 寄り切り 花岡真生 
○村山尊 寄り倒し 川上竜昌 

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