全仏テニス失格で加藤提訴 危険行為に当たらずと不服

2023年06月06日 06:15

テニス

全仏テニス失格で加藤提訴 危険行為に当たらずと不服
ダブルス3回戦で途中失格で敗退となった加藤未唯、アルディラ・スーチャディ組(AP) Photo By AP
 女子テニスの加藤未唯(28=ザイマックス)が4日にパリで行われた全仏オープン女子ダブルス3回戦で失格になったことを不服とし、四大大会側に提訴したことを明らかにした。5日に混合ダブルスで4強入りを決めた際に記者会見し、失格理由になった「危険な行為」には該当しないなどと主張した。
 問題の試合では第2セット途中、ポイント間に相手コート側に送った球がボールガールを直撃。危険な行為とみなされて失格になった。加藤は強い球を当てたわけではないとの認識で、大会の運営責任者に動画の確認を求めたが「ビデオを見ることはできない。アンラッキーだったね」と突っぱねられたという。

 一度は警告を言い渡されながらも対戦相手が主審に抗議した後、判定が変わった点にも不満を示し「納得がいっていない状況」と語った。

 他選手らからも失格を疑問視する声が相次いでいる。会見で涙を流し、憔悴した様子だった加藤は行為自体については「故意でないにしても彼女に当たったのは事実だった。それだけは謝りたかった。失格になってしまってパートナーにも申し訳ない」とした。

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