荒汐部屋・丹治が17歳の誓い「来年には関取に」 名古屋場所で新幕下昇進確実 期待の若手

2023年06月06日 20:10

相撲

荒汐部屋・丹治が17歳の誓い「来年には関取に」 名古屋場所で新幕下昇進確実 期待の若手
若元春(右)の胸を借りてぶつかり稽古を行う丹治(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の三段目・丹治(17)が6日、東京都中央区の荒汐部屋で稽古を行った。
 この日は幕内経験者の荒篤山(29)、大波3兄弟の長男・若隆元(31)、丹治の兄・大賀(20)の幕下3人を相手に申し合い稽古を行い、計8番取って1勝7敗だった。その後は関脇・若元春(29)の胸を借りてぶつかり稽古。申し合いでは実力者たちに圧倒される場面もあり「まだまだ力が足りてない。もっと腰を入れるような相撲を取りたい。押されないような体幹を強くしたい」と課題を挙げた。

 夏場所は自己最高位の東三段目11枚目で5勝を挙げ、名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新幕下昇進が確実な状況。17歳0カ月での幕下昇進は平成以降5位の年少記録。「親方(荒汐親方=元幕内・蒼国来)からは10代で関取になってほしいと言われている。それに応えられるようにしっかり稽古していきたい」とさらに上の地位を見据えた。

 前日の6月5日に17歳の誕生日を迎えたばかり。「ちょっと年を取った感じがします。16歳がよかった」と笑った。入門2年目でまだ高校2年生の世代。福島一中3年時には全国中学校選手権で16強に入り、全国の複数の強豪校からスカウトが来たという。それでも「小学生の時から荒汐部屋に入りたいと決めていた」と揺らぐことなく中学卒業後すぐに角界入り。その決断は「間違いなかった」と確信していた。

 17歳の抱負は「勝率6割」。いきなりの大勝ちは望まず、着実に勝ち越して番付を上げていくつもりだ。「4勝3敗を1年間ずっと続ければ来年には関取になれるので、少しずつ頑張りたいですね」。1年後でもまだ18歳。期待の若手が飛躍を誓った。

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