若元春が大関獲り挑戦の名古屋場所へ始動「最低限2桁勝利を続けていきたい」技能賞受賞で自信

2023年06月06日 17:52

相撲

若元春が大関獲り挑戦の名古屋場所へ始動「最低限2桁勝利を続けていきたい」技能賞受賞で自信
右カチ上げ左おっつけの型を確認する若元春(右)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲夏場所で10勝を挙げて技能賞を獲得した関脇・若元春(29)が6日、東京都中央区の荒汐部屋で稽古を行った。
 場所後1週間の休みをはさんで5日から稽古再開。この日は兄の若隆元(31)を相手に一丁押しを10本行い、土俵の外では右カチ上げと左おっつけの形を確認するなどして汗を流した。

 三役で2場所合計21勝を挙げ、名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)では大関獲りに挑む。まだ新入幕から1年半ということもあり「あまり現実味がない。あっという間にここまで番付が上がって、来場所大関獲りと言われても実感がないというか考えられない」と重圧に感じる様子は全くなかった。

 夏場所では左四つの型が評価されて初めての技能賞を受賞。「今年の大きな目標だったので少しずつ自信になる」と手応えを得た。特に12日目の横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)戦では、左四つから相手の下手を切る巧みな技術を披露。「自分が持っているものは全部出せた。親方(荒汐親方=元幕内・蒼国来)から教わったことができた」と、敗れはしたが納得の内容だった。

 それでも「まだまだいっぱいいっぱいで強い相撲は取れていない」と慢心はない。「自信を持つためにも、今年いっぱいは最低限2桁(勝利)を続けていきたい」と目標を掲げた。大関獲りへの意識はないものの「最低限クリアしたいハードル」と表現する2桁勝利を続けていった先には、一つ上の番付が待っている。

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