木田晴斗が“点取り屋”宣言 目指すはポスト福岡堅樹 ラグビーW杯代表合宿開始
2023年06月13日 05:20
ラグビー
ミーティングに参加したことはあるが、本格的な活動はこの日が初めてで「緊張感がある」と独特の雰囲気を実感。コンディション調整のためフルメニューは消化せず、守備練習では先輩の動きをチェックし「学びながら成長したい」と新たな一歩を踏み出した。
得点力のある両翼結成は4強入りへ重要なポイントとなる。19年大会は左WTB福岡が4トライ、右WTB松島が5トライを奪い、8強入りに貢献。21年に福岡が現役引退したことで日本は後継者育成を課題としてきた。
木田は今季リーグ2位の16トライをマークし、プレーオフ決勝戦では東京ベイを初優勝に導く決勝トライを奪うなど勝負強さは申し分ない。福岡と同じく左足で蹴ることができるのも利点だ。身長1メートル76はWTB陣では最小兵ながら、ハイボール処理では当たり負けしない。屈強な体幹は極真空手が原点で、小学4年時には世界ジュニア選手権で優勝したこともある。
現状のWTBは松島が頭一つ抜けている存在で、木田も含めた6人は国内で行う強化試合など5試合でポジションを勝ち取る必要がある。ジョセフHCは「若手の(アピール)チャンスは1回しかないかもしれない」と予告した。「総合力で高いレベルで見せたい。必要な存在と思ってもらえるようにアピールする」と木田。先発の座をつかみ、フランスへ羽ばたく。
◇木田 晴斗(きだ・はると)1999年(平11)4月9日生まれ、兵庫県出身の24歳。小5の時、宝塚ラグビースクールで競技を始める。関西大倉中、高を経て立命大に進学。代表歴はジュニアジャパン、U20日本代表。22年春に東京ベイ入り。試合前のルーティンはトイレに行く。趣味はダーツ。1メートル76、90キロ。WTB。
《フッカー坂手、ギア上げて山頂へ》
チームは昨年からW杯決勝までの道のりをエベレスト登頂に例えており、昨秋の活動は基礎を固める「ベースキャンプ」、大会本番は一つのミスが命取りとなる「デスゾーン」と呼んでいる。フッカー坂手は11日のミーティングで「もう一度、エベレストを登るという共通意識を確認した」という。山頂を目指し「ここでギアを上げてデスゾーンに行く」と力強く語った。今回の合宿には日本代表36人と、代表候補10人のうちケガなどを除く4人が参加。8月前半にW杯登録メンバー33人を発表する予定。
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