夏場所11勝の王鵬 自己最高位の場所で「跳ね返されていると言われないように」大勝ち目指す

2023年06月13日 18:05

相撲

夏場所11勝の王鵬 自己最高位の場所で「跳ね返されていると言われないように」大勝ち目指す
武隈部屋で豪ノ山(右)と三番稽古を行う王鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・王鵬(23=大嶽部屋)が13日、東京都大田区の武隈部屋に出向き、名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新入幕が確実な豪ノ山(25)と三番稽古を行った。
 この日は埼玉栄高の1年先輩にあたる豪ノ山の出足に圧倒され、15番連続で取って全敗。「馬力ヤバいですね。もっとこういう相撲を取らないといけない」と舌を巻いた。所属する大嶽部屋には他に関取がいないため「良い稽古になる」と充実の表情。武隈部屋では相撲を取る前に四股200回と10分以上のすり足を行うなど基礎運動を重視しており「時間は短いけど長く感じる」と稽古の濃密さを実感していた。

 西前頭16枚目で臨んだ夏場所は後半戦の7連勝を含む11勝4敗の好成績。名古屋場所では自己最高位の更新が予想される。関取昇進以降、自己最高位で迎えた場所はこれまで全て負け越しており「上がった次の場所が毎回ダメなので“跳ね返されている”と言われないようにしたい。来場所が大事」と決意を込めた。

 優勝争いに加わった昨年九州場所で大関戦は経験しているが、横綱戦の経験はまだない。結びの一番の雰囲気について「貴景勝関の付け人についている時に近くで見ていて、盛り上がりが違うなと思っていた。憧れは凄くあります」と思いを口にした。幕内中位まで番付を上げる名古屋場所へ「上位と当たれるように、大勝ちを目指していきたい」と目標を掲げた。

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