新入幕確実の豪ノ山が王鵬に15戦全勝「幕内力士に自分の相撲で勝てるのは自信に」得意の突き押しで圧倒

2023年06月13日 17:20

相撲

新入幕確実の豪ノ山が王鵬に15戦全勝「幕内力士に自分の相撲で勝てるのは自信に」得意の突き押しで圧倒
出稽古に訪れた王鵬(左)と三番稽古を行う豪ノ山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新入幕が確実となっている豪ノ山(25=武隈部屋)が13日、東京都大田区の武隈部屋で、出稽古に訪れた幕内・王鵬(23=大嶽部屋)と三番稽古を行った。
 持ち味の前に出る馬力を発揮し、15番連続で取って全勝。夏場所幕内で11勝した実力者を相手にハズ押しや喉輪で圧倒する内容が目立った。「幕内力士を相手に自分の相撲で勝てるのは自信になる」。実戦稽古再開初日から絶好調の動きを見せ、手応え十分だった。

 埼玉栄高の1年後輩にあたる王鵬との稽古は、夏場所前にも約1週間行っていた。その成果が現れて夏場所は14勝を挙げ十両優勝。今回もこの日から数日間は一緒に稽古する予定という。「高校時代ガンガンやっていたので懐かしい」とプロの世界で切磋琢磨できることを喜び「幕内力士が来てくれるのはありがたい」と後輩に感謝した。「幕内で活躍しているので、早く追い越したいというのが一番」。王鵬と同級生の琴勝峰(23=佐渡ケ嶽部屋)も含め、先に幕内に上がった後輩たちに対抗心を燃やした。

 新入幕となる名古屋場所では、幕内中位まで一気に番付を上げることが予想される。師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)からは「前に出る力は幕内でも通用する」と評価されており、豪ノ山自身もそれを理解し「組んでしまうと弱いので、当たってがむしゃらに前に出る相撲を徹底していきたい」と得意の突き押しに徹することを誓った。場所直前の名古屋入りしてからは幕内上位力士のいる部屋に出稽古する計画も示唆。新入幕場所へ向け「自分の相撲を取って勝負したい。万全の状態で挑みたい」と力を込めた。

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