鏡優翔が2連覇で世界代表に望み 藤波朱理とは“ととのい仲間” レスリング明治杯全日本選抜選手権

2023年06月17日 21:10

レスリング

鏡優翔が2連覇で世界代表に望み 藤波朱理とは“ととのい仲間” レスリング明治杯全日本選抜選手権
<レスリング明治杯全日本選抜選手権第3日>女子フリースタイル76キロ級。決勝。優勝を果たし、歓喜の鏡(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【レスリング明治杯全日本選抜選手権第3日 ( 2023年6月17日    東京体育館 )】 9月の世界選手権(ベオグラード)代表選考会を兼ねて行われ、女子76キロ級で昨年の世界選手権銅メダルの鏡優翔(ゆうか、東洋大)が決勝で全日本女王の茂呂綾乃(山梨学院大)を3―2で破り2連覇を達成。茂呂の代表入りに待ったを掛け、7月1日のプレーオフ(東京・味の素ナショナルトレーニングセンター)に持ち込んだ。
 3―2の接戦をモノにした前日の1次リーグに続き、茂呂とは2日連続の対戦。この日も互いに決定力を欠く展開となったが、攻めの姿勢を貫いてポイントを奪い、2日連続で1点差勝利。「たくさんの人に支えられて、この金メダルを獲れた。(優勝は)最低限の通過点。プレーオフも通過点にして、パリ五輪で金メダルを獲るのが目標」と話した。

 昨年12月の全日本選手権で右大胸筋を断裂。医師の助言もあってすぐに手術に踏み切り、手術跡は今もクッキリと残る。本格的にレスリングの練習を再開したのは4月下旬とギリギリだったが、リハビリ期間中にフィジカルを控え、以前はほとんどなかった減量が、今大会は4キロも必要に。「本当にみんなに支えられた」と感謝すると、うれし涙をこぼした。

 2学年下で53キロ級の世界選手権代表に内定した藤波朱理(日体大)とはジュニア時代から大の仲良し。大会直前も一緒にサウナに行き、レスリング談義に花を咲かせたという。2人そろって世界選手権代表入りした曉には、「お揃いの靴を買おう」と約束。自身はプレーオフを控えるが、「明日、ご飯に行こうという約束もしてます」とプチ祝いをして、2週間後に備えるつもりだ。

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