妹に続き姉も…金城梨紗子がパリ五輪出場絶望的 レスリング明治杯全日本選抜選手権

2023年06月17日 14:14

レスリング

妹に続き姉も…金城梨紗子がパリ五輪出場絶望的 レスリング明治杯全日本選抜選手権
<レスリング明治杯全日本選抜選手権第3日>女子フリースタイル57キロ級。準々決勝。試合へと向かう金城梨紗子(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【レスリング明治杯全日本選抜選手権第3日 ( 2023年6月17日    東京体育館 )】 9月の世界選手権(ベオグラード)代表選考会を兼ねて行われ、女子57キロ級で東京五輪金メダルの金城(旧姓川井)梨紗子(サントリー)が1―11のテクニカルフォールで敗れ、自力での24年パリ五輪出場の可能性が消滅した。東京五輪62キロ級金メダルの妹・川井友香子(サントリー)も階級転向して出場した68キロ級で2位にとどまっており、姉妹ともにパリ五輪が大きく遠のいた。
 東京五輪直後に元選手の希龍さんと結婚した金城は、昨年5月に第1子となる長女を出産。その後、同年10月の全日本女子オープン選手権で、非五輪階級の59キロ級で実戦復帰。見事に優勝を果たすと、12月の全日本選手権でも59キロ級を制覇。今大会は東京五輪以来、約2年ぶりとなる57キロ級での実戦だったが、マットを離れていた期間に台頭した桜井に屈した。

 石川県出身の金城は元選手の両親の下で生まれ育ち、小学生時代から全国レベルで活躍。16年リオデジャネイロ五輪は63キロ級で金メダルを獲得すると、21年東京五輪は57キロ級で連覇を達成するとともに、姉妹優勝も果たした。「出産を経て五輪を目指すのは、私にしかできないこと」と新たなモチベーションを胸に伊調馨、吉田沙保里に続く3連覇を目指していたが、極めて厳しい状況に追い込まれた。

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