若元春「相撲を好きになることが未来につながる」下諏訪合宿で子供たちと交流 普及を願う思いと自覚

2023年06月17日 18:42

相撲

若元春「相撲を好きになることが未来につながる」下諏訪合宿で子供たちと交流 普及を願う思いと自覚
地域の子供と相撲を取る若元春。左は大青山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 長野県下諏訪町で合宿を行っている大相撲の荒汐部屋が17日、同町の下諏訪南小学校の土俵で稽古を行った。名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で大関獲りに挑む関脇・若元春(29=荒汐部屋)が新大関・霧島(27=陸奥部屋)と10番取るなど、白熱した稽古を繰り広げた。
 稽古終了後、地域の子供たち向けの相撲教室を開催。三段目の丹治(17)、大青山(23)、常川(28)の3人が腰割り、四股、すり足の基本動作を教え、最後は若元春と霧島が子供たちと相撲を取って交流した。

 若元春は「自分にもああいう時代もあったな」としみじみ。「僕が胸を借りたのは、荒汐部屋の力士とか当時福島県出身唯一の関取だった双大竜関とか。相撲を身近に触れられる環境にいたので、今考えるとありがたいです」と懐かしんだ。

 さらに「子供たちが相撲を好きになることが、相撲の未来につながる。力士にならなかったとしても、ちょっとでも好きになって見に来てくれるようになるかもしれないので」と交流の意義についても言及した。「興味を持ってもらえるのは凄くうれしいこと。相撲というものに少しでも貢献できればなと思います」。相撲の普及、発展を願う思いに、角界の将来を担う大関候補の自覚がにじんでいた。

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