新大関・霧島が若元春に7勝3敗 荒汐部屋の合宿参加で関取との実戦稽古再開「大関として良い相撲を」

2023年06月17日 15:13

相撲

新大関・霧島が若元春に7勝3敗 荒汐部屋の合宿参加で関取との実戦稽古再開「大関として良い相撲を」
若元春(右)と三番稽古を行った新大関の霧島(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の新大関・霧馬山改め霧島(27=陸奥部屋)が17日、長野県下諏訪町で行われている荒汐部屋の合宿稽古に参加した。
 この日は、名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で大関獲りに挑む関脇・若元春(29=荒汐部屋)と連続で10番取って7勝3敗。互いに得意とする左四つに組み合っての力強い寄りや、おっつけの厳しい攻めを見せた。最初の5番は勝敗が交互に続いて互角の展開を見せたが、最後に3連勝するなど大関の力を示した。

 霧島は5日に故郷・モンゴルへ帰国し、14日に再来日。16日から荒汐部屋の合宿に合流して稽古を再開した。関取との実戦稽古はこの日が初めて。「休みが長かったので、これからもっとよくなるかな。明日からもっと(番数を)増やしていきたい」とここからペースを上げていく。夏場所前は、右ふくらはぎの炎症で4月中旬まで実戦稽古ができなかったが、そこから巡業や出稽古で猛稽古を積み重ねていった。今回は約3週間の休みをはさんだものの、稽古熱心な新大関なら調整の遅れはあまり影響ないと思われる。

 普段は涼しい気候の下諏訪だが、この日は30度近くまで上がった。「名古屋へ向けてちょうどいいんじゃないですか」。モンゴルから戻ってきて日本の暑さに慣れるには良い暑さだった。「いつも通り一日一番、大関として15日間良い相撲を取れるように」。3週間後に迫った初日へ向け、意気込む言葉には新大関としての自覚も備わっていた。

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