美宇 “みうみま対決”制して初優勝 五輪選考は「気にせず楽しむ気持ちでできた」

2023年06月19日 04:22

卓球

美宇 “みうみま対決”制して初優勝 五輪選考は「気にせず楽しむ気持ちでできた」
女子シングルスで優勝し、笑顔を見せる平野美宇 Photo By 共同
 卓球Tリーグ個人戦最終日は24年パリ五輪シングルス代表の選考対象大会として東京・東洋大赤羽台キャンパスで行われ、女子決勝は選考ランキング2位の平野美宇(23=木下グループ)が同3位の伊藤美誠(22=スターツ)に4―3で競り勝ち、初優勝を飾った。五輪切符を争うライバルの直接対決を制した平野がリードを広げた。男子は選考ランキング首位独走の張本智和(19=智和企画)が戸上隼輔(21=明大)を4―3で退け、初頂点に立った。
 “みうみま対決”を制すと、平野は絶叫して喜びを爆発させた。「凄い試合で、2人で笑っちゃうくらいだった」。最終ゲームまでもつれる激闘。序盤2ゲームを先取しながらも相手の強打に苦しめられた。「(五輪選考が)気になる中でも、気にせず楽しむ気持ちでできた。楽しんだ方が結果がついてくる」。最後は吹っ切れ、強気にラリーで攻めた。

 上位2人が切符獲得となる五輪選考ポイントは早田が首位を独走しており、残り1枠を平野、伊藤で争う構図。今大会の結果で11・5点の僅差でのリードは、21・5点まで広がった。前回の東京五輪は接戦で落選した経験を踏まえ「今は向かっていく立場。挑戦者の気持ちでやりたい」と気を引き締めた。

 ≪美誠悔し泣き≫伊藤はうれし泣き後の悔し泣きだった。準決勝で世界選手権銅と好調の早田を退け「一番うれしい」。それでも決勝で平野に一歩及ばず「悔しい。けどやり切った」と目を赤くした。体調を崩して3日間練習ができずに迎えた今大会。平野との選考ポイント差は広がったが、この日は準々決勝から3連続フルゲームを戦い抜いた。「体力がよく持った。本当に本当に疲れた」と話した。

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