錦織圭 約1年8カ月ぶりの復帰大会で優勝「グラシアス!全米OPに照準合わせたい」

2023年06月19日 07:14

テニス

錦織圭 約1年8カ月ぶりの復帰大会で優勝「グラシアス!全米OPに照準合わせたい」
錦織圭(AP) Photo By AP
 【男子テニス・カリビアン・オープン最終日 ( 2023年6月18日    米自治領プエルトリコ・パルマスデルマール )】 長期離脱から復帰した元世界ランキング4位の錦織圭(33=ユニクロ)が約1年8カ月ぶりに出場した大会を優勝で飾った。シングルス決勝で世界1118位のマイケル・ゼン(19=米国)に6―2、7―5でストレート勝ち。下部ツアー大会での優勝は右手首故障からの復帰2戦目だった18年2月のダラス・チャレンジャー以来、約5年4カ月ぶりとなった。試合時間1時間41分。週明けに更新される世界ランキングで圏外から400位台後半に浮上する見通しになった。
 6日間で5試合をこなす強行日程で、4日連続の試合。前夜の準決勝から約16時間しか経過していなかったが、疲労を感じさせないプレーを見せた。コート上の優勝インタビューでは、現地公用語のスペイン語で「グラシアス!」(ありがとう)」と第一声。「これ以上、望めない結果が出た。意外にもってくれたのでびっくりしています。今日のレベルなら(ATP)ツアーでも戦えると思います。次の大きな大会となる夏の全米オープンに照準を合わせてレベルを上げていきたい」と語った。

 昨年のウィンブルドン・ジュニア選手権で準優勝した19歳のホープを振り切った。第1セットは第1、第5ゲームをブレークして圧倒。第2セットは5―2とリードしながら、第8ゲームから3ゲーム連続で失った。優勝目前から追いつかれたが、第11、12ゲームを連取。最後はボレーで勝負を決めると、両手を突き上げて喜びを表現した。

 昨年1月に股関節を手術し、リハビリ中の同年9月には右足首を負傷。神経に関わるような痛みが生じたため、回復に時間を要した。今年2~3月頃に劇的に状態がよくなり、4月に実戦形式の練習を本格的に再開。「なるべく早く1回勝ちたい」と臨んだ復帰大会で、いきなり頂点に立った。次戦は7月3日開幕の下部ツアー大会クランブルック・クラシック(米ミシガン州ブルームフィールドヒルズ)に出場する予定。目標の世界トップ10返り咲きへ、最高の再スタートを切った。

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