ラグビー日本代表が新スクラムマシン公開 総重量は2・8トン、空気圧で負荷

2023年06月19日 19:27

ラグビー

ラグビー日本代表が新スクラムマシン公開 総重量は2・8トン、空気圧で負荷
<ラグビー日本代表練習>エアコンプレッサーを装備したスクラムマシン(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 ラグビー日本代表が千葉県浦安市内で行っているW杯フランス大会に向けた強化合宿は19日、第2クールがスタートした。今合宿から新たに導入しているスクラムマシンを報道陣に公開。スクラムを担当する長谷川慎コーチが導入の経緯や内容を説明した。
 マシンはニュージーランド製で、長谷川コーチは「ハイテクではない。値段?プリウスより安い」と笑うが、最大の特徴はスクラムに対して空気圧で負荷を与えられることだ。「向こうから押してくるスクラムマシンを探してたら、たまたまこれになった」という。

 日本協会の公式ユーチューブチャンネルで16日に配信された動画内では、長谷川コーチがコンプレッサーで強度を調節していた。その様子をプロップ稲垣啓太(埼玉)は「慎さんのおもちゃ」と冗談交じりに表現している。

 マシン単体の重さは200キロだが、地面との間には1・6トンのコンクリート板を設置した。さらに、インターネット通販サイトAmazonで購入したという巨大ポリタンクに水を入れて載せており、総重量は2・8トンだ。

 対人で組むよりもケガのリスクが少なく、筋力強化も同時に行うことができる。フランカー/No・8姫野和樹(トヨタ)は「圧がかかってきて、対人のようなイメージでできる。ケガのリスクを抑えながら、きつさも兼ね備えている。面白い」と好感触を口にした。

 ロックには第3列を本職とする選手が多く招集されており、W杯本番へ向けた強化ポイントの一つだ。「ロックの足腰をしっかり鍛えたい。(マシンは7月の)宮崎(合宿)にも持って行く」と長谷川コーチ。新マシンとともにジャパン・スクラムを進化させる。

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