プロ予備軍“松山英樹の道” 日米など5カ国がしのぎ削る国際大会誕生!松山からメッセージも
2023年07月11日 04:45
ゴルフ
![プロ予備軍“松山英樹の道” 日米など5カ国がしのぎ削る国際大会誕生!松山からメッセージも](/sports/news/2023/07/11/jpeg/20230711s00043000041000p_view.webp)
男子ツアーでは19年に東北福祉大の金谷拓実(25=Yogibo)、21年に日体大の中島啓太(23=フリー)がアマ優勝。昨年は東北福祉大の蝉川泰果(22=フリー)が史上初のアマ2勝を挙げた。日本オープンのアマ優勝は95年ぶりの快挙だった。近年は逸材が大学で力を付けてプロ転向する流れができている。大会創設には海外勢との試合を経験することで大学生のさらなる強化、世界レベルでの活躍につなげる狙いがある。
会見では21年マスターズ覇者・松山英樹(31=LEXUS)のビデオメッセージも紹介された。東北福祉大OBの松山は「僕も学生時代にこのような試合があったらなと思っていた。何度か海外の選手と交流があったが、いい経験になったし、その後の自分の力になった。参加する学生は交流を深め、頑張ってください」と大学生にエールを送った。
昨年の日本アマ王者で、東北福祉大主将の岡田晃平(4年)は「海外のいろんな大学の選手と対戦できるのが楽しみ。世界アマとソニー・オープンに出たことがあるが、海外の選手はスイングが個性的で、飛距離が出て、アプローチ、パットがうまい。学ぶことがたくさんある」と目を輝かせた。
和田理事長は「早い時期に大学世界一を決める試合にできたらと考えている」と将来的には世界大会に発展させる構想も明かした。実現すれば世界のトッププロ予備軍が腕を競う大会になる。この大会から“第二の松山英樹”が巣立っていくかもしれない。
≪堀川、プレー以外も貴重 「個人戦より緊張」蝉川≫大学ゴルフ出身のトッププロ2人もゲスト出席した。日大OBでツアー4勝の堀川未来夢(30=Wave Energy)は「大学時代の一番の思い出はチーム戦。チームになると実力以上に力を発揮するチームもあり面白い。さまざまな国際大会を経験できる選手の皆さんがうらやましい」と話した。大学時代にアジアアマに出場し英語で苦労した経験を踏まえ「海外の選手とコミュニケーションを取る場としても素晴らしい」とプレー以外でも貴重な体験ができると訴えた。
東北福祉大OBでツアー3勝の蝉川は「大学の団体戦は個人戦よりも緊張して、前の夜にご飯が食べられなくなるくらいプレッシャーを感じた。ツアーで戦えているのは団体戦のプレッシャーのかかる場面でも(パットを)決め切れるようになったから」とツアーでの活躍の土台となっている大学時代の経験を明かした。その上で「大学のトップ選手と触れ合える大会は学生ゴルファーにとって凄くプラスになる」と今大会の創設を歓迎した。
≪7H改修の国際仕様コース≫大会会場となる札幌リージェントGCの高橋敏彦代表取締役は「大学生の飛距離アップに対応するため、ティーの増設、樹木の伐採など7ホールに及ぶコースの改修を行った。今後もさらなるコースの改修をする方針」と万全の受け入れ態勢を整えていることを明らかにした。アウト3ホール、イン4ホールで距離を延長し国際大会にふさわしいコースに仕上げた。期間中にクラブハウスのテラスでバーベキューを行い交流の場とするプランもある。
▽札幌リージェントGC 所在地は北海道北広島市。旧コース、新コース、トムソンコースの3コース(各18ホール)があり、大会を開催する旧コースは74年開場。自然のアンジュレーションを生かし、池、クリーク、バンカーが巧みに配置されたチャンピオンコース。設計は梶谷穂月氏、監修はビリー・キャスパー氏。大会のヤーデージは男子7063ヤード、女子6337ヤード(いずれもパー72)。
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