再十両・紫雷「ホッとした」新十両昇進が決まった日から588日越し待望の関取初白星に感慨

2023年07月11日 20:16

相撲

再十両・紫雷「ホッとした」新十両昇進が決まった日から588日越し待望の関取初白星に感慨
紫雷(中央) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所3日目 ( 2023年7月11日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 西十両13枚目の紫雷(31=木瀬部屋)が千代の海(30=九重部屋)との再十両対決を制して関取初白星を挙げた。
 立ち合いすぐに得意の左四つに組み止め、右上手を引いてじっくり前に出て寄り切り。念願の初白星に「ホッとした。2年越しの白星を挙げられてよかった」と実感がこもった。

 新十両に昇進したのは22年初場所。しかし違法賭博関与の疑いで謹慎となり土俵に上がれなかった。今場所は事実上の“新十両”場所。入門から新十両まで8年かかったが、そこから再十両までの1年半の方が長く感じたという。新十両昇進が決まった21年12月1日から数えると、実に588日越しの白星だった。

 6月中旬には母校の埼玉栄高で化粧まわしの贈呈式が行われた。「問題を起こして(化粧まわしを)もらえないのが当たり前の中、贈ってくれた。その思いには応えないといけない」。同校相撲部の山田道紀監督の親心に感謝した。

 初めて十両の土俵に上がったこの3日間を「思っていたより緊張していた」と振り返った。疲れについては「まだ序盤戦なので全然大丈夫」という。待望の初日を出し「良いきっかけになれれば」と前を向いた。

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