関東学生連盟　日大アメフト部の「当面の間の出場資格停止」解除せず、早大戦も中止発表　4つの理由明記

2023年08月17日 22:12

アメフト

　関東学生アメリカンフットボール連盟は17日、部員が違法薬物を所持したとして逮捕されたことで「当面の間の出場資格停止」とした日本大アメフト部への処分を解除せず、9月16日の関東大学リーグ1部上位「TOP8」の早稲田大戦を中止すると発表した。

　同連盟は「一般社団法人関東学生アメリカンフットボール連盟は本日、オンラインで臨時理事会を開き、日本大学アメリカンフットボール部に対して下した「当面の間の出場資格の停止」の処分を現時点では解除しないことを決めました。これに伴い、9月16日（土）の早稲田大学－日本大学の『参考試合』は中止とします」とリリースで発表した。

　広田慶理事長名で報道各所に送られたリリースでは「日大アメフト部からは昨日、当連盟が処分を下した点の理由（※）に対する回答と報告がありましたが、本日の臨時理事会で精査したところ、報告の内容が十分ではなく、事実関係がいまだ確認できないこと、また同部として責任の所在をどう考えているかも明らかになっていないなどのため、処分の解除には至らないと判断しました」と説明。

　続けて「当連盟は、引き続き日大アメフト部への対応を検討していきます」とした。

※当連盟が処分を下した点の理由

①日大アメフト部側から、逮捕された部員以外の部関係者全員が違法薬物に潔白であると保証できない旨が示されたこと

②逮捕された部員以外の部の関係者に違法薬物を使用した者が存在している疑いが払拭できないこと

③再発防止策の提示ならびにその実施がなされていないこと

④部関係者（指導者、学生を含む）の責任の所在が明らかでないこと