【世界陸上】サニブラウン「今は落ち着いて準備している。決勝で全力を」ロストバゲージなんの

2023年08月17日 22:32

陸上

　19日開幕の陸上世界選手権（ブダペスト）に出場する男子100メートルで前回ファイナリストのサニブラウン・ハキーム（東レ）、日本選手権王者の坂井隆一郎（大阪ガス）、アジア選手権王者の柳田大輝（東洋大）が17日、現地で会見を行った。

　14日にブダペスト入りしたサニブラウンはロストバゲージに見舞われ、荷物が無事に16日に届いたという。「カバンがなくなったり、いろんなことが起きている」とジョークめかして語り「今は落ち着いて準備をしている」と強調。「去年は決勝で悔しい結果だった。しっかり決勝で全力で走ってメダルラインを狙いたい」と意気込んだ。

　6月の日本選手権は負傷もあり、決勝で最下位の8位。それでも今大会に向けて帳尻を合わせてきた。「いつも通り試合に臨めれば。ここ2週間で（調子が）上がっている」と言い、昨年の反省を踏まえ「（準決勝と決勝が）2時間半空いている。新しい経験になったので、どう過ごすかが大事」と語った。400メートルリレーについても「3走以外はどこでもできる。しっかり準備して臨めれば」と話した。

　前回準決勝まで進んだ坂井は「やるべきことはやってきた。自分自身の全力を出したい。今年一番のレースできれば」と闘志を高め、個人で初出場となる柳田は「普段通りを心がけたい。やっとつかめた100メートルの代表。変に気負うことなく楽しんで走りたい」と語った。

　男子100メートルの予選は大会初日の19日に予選、20日に準決勝、決勝が行われる。