【新弟子検査】学生横綱・チョイジルスレン「早く土俵に立ちたい」幕下付け出しで九州場所デビューへ

2023年09月04日 17:43

相撲

【新弟子検査】学生横綱・チョイジルスレン「早く土俵に立ちたい」幕下付け出しで九州場所デビューへ
新弟子検査を受検した阿武松部屋のチョイジルスレン(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が4日、両国国技館で行われ、受検した3人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ秋場所初日に合格が発表される。
 日体大出身で昨年の学生横綱のチョイジルスレン(23=阿武松部屋)は、昨年12月24日に入門して阿武松部屋での生活を開始。8カ月以上の研修期間を経てようやく力士への第一歩を踏み出し「やっとという感じですね。早く土俵に立ちたいです」とプロデビューを待ち望んだ。

 幕下15枚目格付け出し資格を有しており、興行ビザ取得後の九州場所で初土俵を踏む見込み。昨年の全国学生選手権決勝で破った日体大同期の中村泰輝(現・大の里)は一足先にデビューして新十両昇進を果たした。「同じ学校で頑張ってきたので自分も頑張っていきたい」と刺激を受けている。そして「この先、力士として頑張っていきたいので相手が誰でも勝ちにいきます」と力を込めた。

 前ミツを引いて頭をつける相撲を得意としており、目指す力士は元横綱・鶴竜。「自分が目指すべき相撲。鶴竜関みたいな相撲を取れば強くなれるんじゃないかと思っています」。同じモンゴル出身の技巧派横綱を今後の目標に掲げた。

 ◇バドジャルガル・チョイジルスレン 2000年(平12)5月5日生まれ、モンゴル・オブス県出身の23歳。中学時代は数学オリンピックで県優勝した経験がある。16年春に来日し、神奈川・新名学園旭丘高に相撲留学。2年時に関東大会無差別級優勝。3年時に全国高校総体準優勝。日体大1年時に東日本新人戦準優勝。2年時に全国学生選手権8強。3年時に東日本学生体重別無差別級優勝、全国学生体重別無差別級3位、全国学生選抜大会3位。4年時に東日本学生体重別無差別級優勝、全国大学実業団対抗刈谷大会準優勝、全国学生体重別無差別級3位、全国大学実業団対抗和歌山大会3位、全国学生選手権優勝。22年12月末、阿武松部屋に入門。1メートル85、151キロ。

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