WTB木田晴斗「来年の代表活動に参加したい」次回W杯へ気持ち新た

2023年09月04日 15:23

ラグビー

WTB木田晴斗「来年の代表活動に参加したい」次回W杯へ気持ち新た
「MARUNOUCHI SPORTS FES 2023」のオープニングセレモニーに参加した木田晴斗 Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワン・東京ベイのWTB木田晴斗(24)が4日、東京都千代田区の丸ビルで行われた「MARUNOUCHI SPORTS FES 2023」のオープニングセレモニーに同僚のWTB根塚洸雅(24)、ロック松井丈典(27)とともに出席。8日に開幕するW杯フランス大会に臨む日本代表への思いを語った。
 入団2年目の木田は昨季、リーグ初優勝を飾った東京ベイの正ウイングとして活躍し、レギュラーシーズンでリーグ2位の16トライをマーク。プレーオフ決勝の埼玉戦でも後半に決勝トライを挙げるなど活躍し、ベストフィフティーンに選ばれた。余勢を駆ってW杯日本代表候補に選ばれるも、6月に始まった合宿ではシーズン中に痛めた足のケガの影響で全体練習に加われない期間が続いた。復帰後は患部をかばい、逆足を痛めるなどして離脱。結局、国内の前哨戦でも1試合も出ることなく、目標としていたW杯の舞台には届かなかった。

 チームはすでにリーグ2連覇に向けて練習を再開しているものの、別メニューで調整しているという木田。代表活動に参加した日々を振り返り、「ジャパンのレベルを知れたのは良かったし、雰囲気も参加しないと分からない。それはこれからの自分にとっても、成長するための糧になる部分」と話した。

 それでもつかみかけていたチャンスを逃した悔しさは、今も決して消えていない。腰の強いランや当たっても前に出るフィジカル、ハイボールへの強さ、左足キックなどの才能を見せ、当初はW杯メンバー入りが確実視されただけに、「やるせない気持ち、悔しい気持ち。プレーして選ばれなかったのではなく、プレーできなかったので…」と悔やむ。だからこそ「より今シーズンに対する意気込みも強くなったし、来年の日本代表活動に対しても、参加したいという気持ちが強くなった」と言う。12月に始まる新シーズン、来年の代表活動、さらには27年に控える次回W杯へと、悔やんでも悔やみきれない気持ちを、未来への推進力に変えている。

 いよいよ4日後に迫ったW杯に臨む日本代表に向けては、ほんの数秒間、言いよどんだ後に「ラグビー界が盛り上がってほしいので、頑張ってほしい」と短い言葉でエールを送った木田。消化できない思いは4年後、自分自身がその舞台に立って、発散してみせる。

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