【新弟子検査】ダライバートル 同時来日で高校大学同期の盟友・チョイジルスレンに「追いつきたい」

2023年09月04日 21:38

相撲

【新弟子検査】ダライバートル 同時来日で高校大学同期の盟友・チョイジルスレンに「追いつきたい」
新弟子検査を受検したチョイジルスレン(左)とダライバートル(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が4日、両国国技館で行われ、受検した3人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ秋場所初日に合格が発表される。
 日体大出身のダライバートル(23=大島部屋)は、約半年の研修期間を経て検査を受け「これからやっと力士になれる」と実感を込めた。そして今後の力士人生へ「一番の目標は十両。十両に上がればモンゴルでも(テレビ)放送されるので家族に見せたい」とまずは関取昇進を目標に掲げた。「相撲は日本の武道だから、礼儀作法を重んじる礼儀正しい力士になりたい」。強さだけでなく、力士としての品格も重視した。

 この日、同時に新弟子検査を受けたチョイジルスレン(23=阿武松部屋)とは16年春に同じ飛行機で来日し、神奈川・新名学園旭丘高、日体大と計7年間ともに過ごした間柄。「ずっと一緒にいる」という盟友と同期入門となり「うれしいですね」と笑顔を見せた。15年にモンゴルで開かれたセレクションで旭丘高相撲部の岸田光弘監督にスカウトされて来日することになった2人。「何も分からない時から一緒に稽古してきた」と振り返り、これからは大相撲の世界での共闘を誓った。

 チョイジルスレンは幕下15枚目格付け出しだが、ダライバートルは前相撲からスタートとなる。「確実に勝ち越して徐々に追いついていきたい」。1場所でも早く追いつけるように、ライバルの背中を追っていく。

 ◇シャグダルスレン・ダライバートル 2000年(平12)4月4日生まれ、モンゴル出身の23歳。16年春に来日し、神奈川・新名学園旭丘高に相撲留学。2年時に全国高校選抜大会3位。3年時に関東大会無差別級3位。日体大1年時に東日本新人戦3位。2年時に東日本学生体重別135キロ以上級3位、全国学生体重別135キロ以上級3位、全日本選手権8強。4年時に全国学生選手権16強。日体大を卒業後、大島部屋に入門。1メートル80、142キロ。

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