アメフト関大 立命大に力負け認めたQB須田「向こうが上手だった」 優勝はまだ諦めない

2023年10月29日 17:24

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アメフト関大 立命大に力負け認めたQB須田「向こうが上手だった」 優勝はまだ諦めない
<立命大・関大>第3Q、ボールをキャリーして突進する関大QB須田   (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大27ー38立命大 ( 2023年10月29日    王子スタジアム )】 関大QB須田啓太(3年)は、完全燃焼した表情を浮かべていた。1点差で敗れた2年前は悔し泣き、逆転勝ちした昨年は安堵の涙を浮かべた立命大戦。11点差で敗れた現実を真正面から受け止め、努めて冷静に振り返った。
 「こっちが焦っていたわけではないし、決められるという確信があって投げたパス。向こうが上手でした」

 脳裏によみがえったのは、8点ビハインドで迎えた第4Q7分28秒のシーンだった。自陣22ヤードから左サイドのターゲットへ通そうとしたパスを疾風のごとく飛びついた立命大DB橋本龍人(2年)にインターセプトされた。このシリーズでTDを許し、ラストチャンスといえた続く攻撃も、勝負を懸けたパスが同じ相手にインターセプトされた。

 「立命大のディフェンスはエッジ(両サイド)のプレッシャーがきつく、さすがだった。ただ、今年は一戦一戦という目標を掲げて、相手というより、自分たちのフットボールを貫こうといってやってきたので…」

 痛恨の1敗は喫しても、まだ優勝、そして2009年以来となる甲子園ボウル出場の可能性が完全に消滅したわけではない。京大、関学大を連破して、果報を待つ。「残っている時間でもっともっとレベルアップして、優勝の可能性がある限りは挑戦したい」。司令塔は、まだファイティングポーズをといていない。

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