東海大が開幕5連勝 留学生の大型FBセブンスターが逆転トライ、将来の目標は代表入り

2023年10月29日 04:50

ラグビー

東海大が開幕5連勝 留学生の大型FBセブンスターが逆転トライ、将来の目標は代表入り
存在感を示した東海大・セブンスター Photo By スポニチ
 【関東大学ラグビーリーグ戦1部   東海大50―34日大 ( 2023年10月28日    埼玉・セナリオハウスフィールド三郷 )】 第5節2試合が行われ、首位の東海大が日大を50―34で下し、開幕5連勝とした。南アフリカ出身のFBコンラッド・セブンスター(1年)が逆転トライ。将来有望な留学生が2戦連続となる今季3トライ目を挙げ、その実力を示した。立正大は拓大に50―17で快勝した。
 1メートル91、93キロのサイズを誇る東海大の大型ルーキーは、プレーでの存在感も大きい。最大の見せ場は12―13で迎えた前半29分。セブンスターは相手防御の隙をつき、敵陣右深くでパスをもらうと、インゴールへ飛び込んだ。逆転トライとなり「完璧な試合ではなかったが、勝ててうれしい」。走力も持ち味で、高校時代の100メートル走は12秒台を誇り、この日も縦横無尽に駆け回った。

 南アの高校を卒業し、そのまま同国でプレーする選択もあったが、日本での挑戦が「これからの将来につながると思った」と来日を決意。今年1月に木村季由GM兼監督との面談、最終的には入試を経て合格をつかんだ。

 同じ南ア生まれの日本代表CTBディラン・ライリーから影響を受けており、将来の日本代表という目標も視野に入れている。木村監督も「ラグビーだけじゃなく、将来のビジョンをしっかり持っている」とうなずく。

 入学当初は言語の壁や異文化に慣れないこともあったが、周囲のサポートにより順応しており、大学生活も「楽しい」と充実した日々を過ごしている。チームは開幕から負けなしで「リカバリーして次の試合に備えたい」と見据えるセブンスター。期待の新星が、チームの勝ち星とともにトライを積み重ねていく。

 ◇コンラッド・セブンスター 2003年2月14日生まれ、南アフリカ出身の20歳。6歳でラグビーを始めた。モニュメント高を経て今年2月に初来日し、東海大へ。体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科所属。愛称こな。バーガーキングが好き。将来の夢はプロ選手。ポジションは専門職SH以外のバックスをこなす。1メートル91、93キロ。

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