休場の朝乃山「負け越してからでも出るつもり」左ふくらはぎの回復次第で途中出場に意欲

2023年11月10日 11:20

相撲

休場の朝乃山「負け越してからでも出るつもり」左ふくらはぎの回復次第で途中出場に意欲
九州場所を初日から休場することになった朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 東前頭筆頭の朝乃山(29=高砂部屋)が10日、大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)を初日から休場すると発表した。秋巡業終盤の10月28日に左ふくらはぎを肉離れ。日本相撲協会に提出された診断書には「左腓腹筋損傷」「21日間の安静加療を要す」と記されていた。
 朝乃山はこの日、福岡市中央区の高砂部屋で軽めの基礎運動に終始。「四股すり足はできるようになってきたけど、まだ痛みとか気になる感じはある。踏ん張りが効かないと相撲取れない」と症状を説明した。

 前日までに師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)と話し合い「この状態のままでは相撲取れないので、自分から“休場させてください”と言った」という。今場所の番付は三役復帰目前の東前頭筆頭。「ここまで戻ってきたから休場はしたくなかった。でも先のことを考えると、このまま出て大きなケガにつながりたくないので…悔しい気持ちです」と複雑な胸中を明かした。

 場所前の2日には、近大の大先輩で先代師匠の元大関・朝潮(長岡末弘さん)が死去。弔いの意味でも出場したい気持ちはあったが「今場所で終わりではないので、来年以降また先代に恩返ししていきたい」と思いを語った。

 まだ実戦稽古が再開できていない状況。それでも「足が良くなれば途中出場したい」と前向きな姿勢を示した。復帰する具体的な日程については明言しなかったが「負け越してからでも出るつもり。全休するよりは何番か勝って少しでも番付下がるのを止めたい」と一つでも白星を取りにいくことを見据えた。

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