十両・時疾風が6連勝「余裕を持って取れた」場所前“出稽古銀座”で幕内の胸を借りて自信に

2024年01月20日 07:44

相撲

十両・時疾風が6連勝「余裕を持って取れた」場所前“出稽古銀座”で幕内の胸を借りて自信に
<初場所6日目>玉正鳳(右)を押し倒しで下す時疾風(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所6日目 ( 2024年1月19日    東京・両国国技館 )】 東十両6枚目の時疾風(27=時津風部屋)が玉正鳳(30=片男波部屋)を破って初日から6連勝と星を伸ばした。
 立ち合いから得意の左は差せなかったが、押し込まれた土俵際で右へ回り込むと相手の足が流れたところを押し倒し。「土俵際まで持っていかれて焦ったけど体がよく動いた。余裕を持って取れました」と好調ぶりを示した。

 十両4場所目、自己最高位でここまで全勝の快進撃。「稽古場で幕内とやっているのが自信になっている」。場所前には連日、時津風部屋に多くの関取衆が出稽古で集まってくる。そこで胸を借りたことで、着実に力をつけてきた。このまま白星を重ねて大勝ちすれば新入幕も見えてくるが「まだ6日目ですからね」と意識していない様子だった。

 もう一人全勝だった新十両・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)も6連勝と星を伸ばした。立ち合い頭で当たり合ってから少し下がって紫雷(32=木瀬部屋)をはたき込み。一気に前に出て圧倒していた序盤5日間とは異なる内容に納得いかない様子も「15日間完璧な相撲の人はいないんじゃないですか。そういう日もあります」と前を向いた。

 6日目を終えて十両の全勝は時疾風と尊富士の2人。1敗は、10場所ぶりに幕内から番付を下げてきた錦富士(27=伊勢ケ浜部屋)ただ一人となった。

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