ワリエワ問題決着 米五輪委「重要な勝利」繰り上がりで米が団体金、日本が銀か「その瞬間は近づいている」

2024年01月30日 10:41

フィギュアスケート

ワリエワ問題決着 米五輪委「重要な勝利」繰り上がりで米が団体金、日本が銀か「その瞬間は近づいている」
22年、北京冬季五輪で演技をするカミラ・ワリエワ Photo By スポニチ
 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)のハーシュランド最高経営責任者(CEO)は29日(日本時間30日)、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア)がドーピング違反でスポーツ仲裁裁判所(CAS)から22年北京五輪の失格処分などを科されたことを受け、声明を発表した。
 「2年間、待ち望んでいた日になった。米国勢だけでなく、フェアプレーを実践し、クリーンなスポーツを支持する世界中のアスリートにとって重要な勝利だ」

 CASはワリエワに4年間の資格停止と21年12月以降に出場した大会の失格処分を科すことを発表。ワリエワは21年12月の国内大会でのドーピング違反が北京五輪期間中に発覚。当時15歳だったスケーターは、禁止薬物の意図的な摂取を否定し、祖父が常用する薬の混入の可能性を主張していた。

 北京五輪のフィギュア団体で、米国はワリエワを擁するロシア・オリンピック委員会に次ぐ2位。CASは五輪の順位繰り上げについては明示しておらず、今後は国際オリンピック委員会(IOC)や国際スケート連盟(ISU)の対応がカギを握る。

 日本も3位に入っており、繰り上げになれば米国が金メダル、日本が銀メダルを獲得。メダル授与式は約2年間、行われておらず、ハーシュランド氏は声明で「我々は今、これらのアスリートを心から祝福できる日を期待している。その瞬間は近づいている」としている。

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