【世界卓球】“伊藤美誠監督”的確助言で存在感 香港エース撃破の張本「力に」、平野「自信持てた」

2024年02月23日 22:28

卓球

【世界卓球】“伊藤美誠監督”的確助言で存在感 香港エース撃破の張本「力に」、平野「自信持てた」
(左から)早田ひな、張本美和、平野美宇 Photo By スポニチ
 【卓球・世界選手権団体戦第8日 ( 2024年2月23日    韓国・釜山 )】 女子準決勝が行われ、日本は香港を下し、決勝に進出。53年ぶり世界一へ、あす24日に中国と対決する。
 日本は1番手・張本美和(15=木下グループ)、2番手に早田ひな(23=日本生命)、3番手は平野美宇(23=木下グループ)の五輪確定トリオで臨んだ。

 東京五輪団体銅メダルの香港との対決。第1試合は、今大会初の1番手を務めた張本がエースの杜凱カンと対戦した。0-2から高い修正力で2ゲームを連取すると最終ゲームを奪取し、劇的な逆転勝ち。勢いをつけた。

 第2試合は早田が朱成竹を3-0で快勝。平野も隙のない試合運びで李皓晴を3-0で下した。

 前日のルーマニア戦で5大会連続メダル確定に貢献した伊藤美誠(23=スターツ)は応援に回ったが、張本に的確なアドバイスをおくるなど献身的にチームを支えた。その姿はネットでも「伊藤監督」と話題になった。女子代表の渡辺武弘監督も選手同士で助け合う様子を傍らで見守りながら、要所で声をかけて鼓舞した。

 伊藤は杜と対戦経験があり、苦手にしていた時期を経て克服し現在4連勝している相手。そうした経験から来る豊富な知識を合わせ、タイムアウト中でも熱心に助言した。張本も少しずつ流れを取り戻した。中継で解説を務めた2012年ロンドン五輪女子団体銀メダルの平野早矢香さんは「非常に的確なアドバイス」とうなずき、張本も「相手にリードされてるところで伊藤選手や監督さんのアドバイスは力になったし、勝てた要因だった」と振り返った。

 また、平野は「2-0でまわってきて、3番で出させていただくことが多かったので、ここで決めたいなっていう気持ちがあった。決められて良かった」と自身のゲームを振り返り、「今日の“伊藤美誠監督”はいかがでした?」と聞かれて「今日も『監督』がいてくださったから、自信を持ってプレーすることができた」と感謝。「もちろん渡辺監督だったり、チームのみんな、美誠ちゃんがいたから勝つことができた。チームのみんなに感謝したい」と話した。

 いよいよ世界一まであと1勝。早田は「今日、試合始まる前はあと2つの壁って思ってたんですけど、あと1つの壁があまりにも高すぎて厚すぎて高すぎてという感じだと思うんですけれど。でも、やってきたことを全力で出して、後悔のないようにみんなで力を合わせて頑張りたい」と意気込んだ。

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