【バドミントン】女子の再春館製薬所が連覇に王手 山口茜「明日も向かっていく気持ちで」S/Jリーグ

2024年02月23日 17:37

バドミントン

【バドミントン】女子の再春館製薬所が連覇に王手 山口茜「明日も向かっていく気持ちで」S/Jリーグ
高橋明日香に2―0で快勝した山口茜(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 バドミントンのS/Jリーグトップ4トーナメントが23日、東京体育館で始まり、女子で2年連続4度目の優勝を目指す再春館製薬所が準決勝でヨネックスに2―0で勝ち、初の連覇に王手を掛けた。24日の決勝では、2年ぶりの優勝を狙うBIPROGYと対戦する。
 再春館製薬所は、第1ダブルスで“シダマツペア”志田千陽・松山奈未組が、同じA代表の桜本絢子・宮浦玲奈組を2―0で破り先勝した。相性の良くない相手だったが、競り合いとなった第1ゲームを21―19で奪うと、第2ゲームは序盤から主導権を握り21―15で連取した。

 志田は「勝率の良くないペアだけど、自分たちのパフォーマンスを出せた。今までは相手の強い攻撃を避けようとして自分たちのリズムを出せなかったが、今日は攻撃的にできた」と胸を張った。

 先週のアジア団体選手権(マレーシア)に参戦したが、松山が体調を崩した影響もあり、準決勝インド戦で敗れるなど不本意な結果に終わった。

 それでも松山は「納得できた試合があったかと言われると、結果もあまりよくなかった。その中でも課題が見えたし、久しぶりに中国ペアとやったり次につながると思う」と収穫を強調。この日のプレーでも不安を一掃して見せた。

 シングルスでは日本女子のエース山口茜が高橋明日香に2―0で快勝した。第1ゲームは17―9と大きくリードしながら連続失点で同点に追いつかれ「簡単なミスで流れが悪くなって同じようなミスを続けてしまった」と反省。しかしそこから底力を発揮して21―18で振り切った。

 第2ゲームは序盤で引き離し余裕を持って21―17で連取。「団体戦だけど、自分がやれることをやるだけ。その辺は落ち着いてやれるようになったと思う」とうなずいた。

 右脚負傷による長期離脱から1月に復帰し海外2大会に参戦。2月上旬にはS/Jリーグ八代大会でもプレーしたが、状態は100%とは言えない。

 「自分の体のスピードとショットのところでかみ合わず、自分の中でずれるなと思った。八代大会よりはスムーズに動けるようになった。自分がいいリズムで動けるようになってほしい」と話した。

 BIPROGYとの決勝に向けて山口は「連覇に対してプレッシャーがあるわけではない。今年はリーグでも1敗しているし、危機感を持ってやってきた。明日も向かっていく気持ちでやれたらいい」とチャレンジャー精神で臨む覚悟を示した。

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