【新弟子検査】三段目付け出しの農大・猿川天嵐「ワクワクして楽しみ」しこ名は「時天嵐」に決定

2024年03月02日 19:42

相撲

【新弟子検査】三段目付け出しの農大・猿川天嵐「ワクワクして楽しみ」しこ名は「時天嵐」に決定
新弟子検査で身長を測定する時津風部屋の猿川天嵐(中央)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査が2日、大阪市内で行われ、受検した27人全員が身長1メートル67、体重67キロ以上(中学卒業見込み者は1メートル65、65キロ以上)の体格基準をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ春場所初日に合格が発表される。
 昨年の全国学生選手権ベスト16で三段目最下位格付け出し資格を持つ猿川天嵐(そら、22=時津風部屋)は「ワクワクして楽しみな気持ち。不安は特にない」と大相撲デビューを心待ちにした。
 プロ入りを決めたのは、学生最後の大会となった昨年12月の全日本選手権が終わってから。三段目付け出し資格を有していたこともあり、角界挑戦を決断した。

 農大の大先輩にあたる時津風親方(元幕内・土佐豊)が師匠を務め、幕内・正代(32)ら5人のOB力士が在籍する時津風部屋に入門。しこ名は「時天嵐(ときてんらん)」に決まった。「天嵐」は本名の「天嵐(そら)」から。「良い名前だなと思いました」と気に入っているようだった。

 目標とする力士は、同郷・青森県出身の幕内・阿武咲(27=阿武松部屋)。「気迫ある相撲を自分も取っていきたい。まずは関取になって、そこから三役を目指せるように頑張っていきたい」と夢を描いた。

 三段目最下位格付け出しは、昨年9月の付け出し制度改定後では適用第1号となる。昨年の全国高校総体で3位に入った長谷川力響(現序二段・安響=安治川部屋)も同資格を有していたが、自ら権利を放棄して前相撲からデビューしていた。


 ◇猿川 天嵐(さるかわ・そら)2001年(平13)11月27日生まれ、青森県鰺ケ沢町出身の22歳。丹代道場で4歳の頃から相撲を始め、小5で白鵬杯優勝。小6で全日本小学生優勝大会準優勝。鰺ケ沢中を経て五所川原農林高に進学。2年時に国体8強、全国高校選抜大会8強。3年時に全日本個人体重別ジュニア重量級4位、全国高校選抜宇佐大会8強。東京農大3年時に東日本学生体重別大会135キロ未満級3位、全国学生選手権3位。4年時に東日本学生体重別大会無差別級3位、全国学生選手権16強。1メートル72、120キロ。

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