【バドミントン】「不安あるけど諦めずに」左膝負傷の広田彩花 フクヒロペアがフランス・オープン出発

2024年03月02日 10:04

バドミントン

【バドミントン】「不安あるけど諦めずに」左膝負傷の広田彩花 フクヒロペアがフランス・オープン出発
羽田空港で取材に応じた福島(左)と広田(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 バドミントンのフランス・オープン(5日開幕、パリ)、全英オープン(12日開幕、バーミンガム)に出場する女子ダブルスの“フクヒロ”ペアこと福島由紀・広田彩花組が2日、出発前に羽田空港で取材に応じた。
 フランス・オープンはパリ五輪会場で開催されるが、福島は「同じ体育館でやることは深く考えていなかった。自分たちはやれることをやるだけ。集中して1戦1戦頑張りたい」と抱負を語った。

 広田は昨年12月の国際大会で左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。当初は手術を受ける予定だったが、年明けにSNSで手術を受けずパリ五輪を目指す意向を表明した。復帰戦に向けて広田は「ケガの状況もあるので多少不安はあるけど、1試合1試合しっかり最後まで諦めずにプレーできればいい」と話した。

 現在の状態については「100%の状態では戦えない。その状況でも戦い方はある。コンディションを整えて試合に臨みたい。試合になったらまだ分からないけど、想定していた感じまでは来た」と説明した。

 2大会連続五輪出場を目指す“フクヒロ”は世界ランクで日本勢2番手の7位につけている。ただ1番手の“シダマツ”志田千陽・松山奈未組が同6位、3番手の“ナガマツ”永原和可那・松本麻佑組が同8位で4月末の世界ランクで決まる最大2枠の五輪代表争いはし烈を極め、ポイントが高いフランス・オープン、全英オープンの成績が重要になる。

 しかし、福島は「(広田が)ケガする前は自分たちのベストパフォーマンスを出さないといけないと思っていたけど、今の状況になってからはそこは深く考えていない。1戦ずつ頑張りたい」と至って冷静。広田も「3ペアの争いというよりは、目の前のことを精一杯やろうという感じ」と自分たちのプレーに集中するつもりだ。
 

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