【東京マラソン】鈴木健吾 夫婦五輪へ快走必ず 男子1枠!!日本記録保持者が狙う日本新

2024年03月02日 04:35

マラソン

【東京マラソン】鈴木健吾 夫婦五輪へ快走必ず 男子1枠!!日本記録保持者が狙う日本新
フォトセッション前に言葉を交わし、グータッチするキプチョゲ(左)と鈴木(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 3日号砲の東京マラソン出場選手が1日、都内で会見した。パリ五輪男子代表の残り1枠が決まる「ファイナルチャレンジ」の最終戦。日本記録保持者の鈴木健吾(28=富士通)は昨年10月の代表選考会での失意の途中棄権から立て直し、設定記録2時間5分50秒切りへ自信を示した。既に女子代表を決めている妻の一山麻緒(26=資生堂)を追いかけて夫婦切符獲得へ勝負をかける。
 運命の42・195キロの先に、夫婦で次のステージが待っている。鈴木は、既にパリ切符を得た妻の一山について「(東京五輪の)次こそは一緒に、という思いでやってきた」と語り、「先を越されてしまったので、しっかり追いつけるように。良い結果を残せるように頑張りたい」と意気込みを口にした。

 パリへの残り1枠に滑り込むための条件は2時間5分50秒を切った日本勢最上位。2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木にとっては、決して不可能なタイムではない。2年前の東京では2時間5分28秒のセカンドベストを叩き出しており、コース相性も問題なし。「出せないタイムではない」と自信を見せた。

 裸一貫の再出発だった。昨年10月のパリ五輪選考会MGCでは12キロ付近で途中棄権。股関節の故障を抱えていたが「現状を知っておく必要があった」と強行出場した結果だった。「MGCが終わってからは自分のプライドや肩書はなく、ここまで臨んでこられた」。日本記録保持者としての重圧は消え「チャレンジャー」として挑む覚悟に変わった。

 昨年12月中旬から徳之島、奄美大島の合宿で起伏のあるロードを走り込むなど、ケガなく順調に練習を消化。「前半20キロを落ち着いていければ、後半勝負できる」とレース展開を思い描き「次につながる大会になるように、今ある力を全力で出し切りたい。久しぶりのマラソンを楽しみたい」と決意。夢舞台へと続く旅路が、いよいよ始まる。

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