【新弟子検査】U18世界王者の箕島高・野田典雅「2年で関取に」スピード出世誓う

2024年03月02日 19:44

相撲

【新弟子検査】U18世界王者の箕島高・野田典雅「2年で関取に」スピード出世誓う
新弟子検査で身長を測定する野田典雅(中央)。左は師匠の藤島親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査が2日、大阪市内で行われ、受検した27人全員が身長1メートル67、体重67キロ以上(中学卒業見込み者は1メートル65、65キロ以上)の体格基準をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ春場所初日に合格が発表される。
 和歌山・箕島高出身で昨年の世界ジュニア選手権無差別級優勝の実績を持つ野田典雅(18=藤島部屋)は1メートル85、130キロの堂々たる体格。「2年で関取になれるように頑張ります」とスピード出世を見据えた。角界入りは、相撲を始めた小3の頃からの夢。「やっと入ることができてホッとしています」と力士人生の第一歩に胸を高鳴らせた。

 全国学生体重別135キロ以上級3位などの実績を持つ日大出身の白川大陽(22=追手風部屋)は、この日の受検者で最重量の166キロ。「今年中には幕下、来年にはもっと上へ上がれるように」と目標を定めた。角界挑戦を決めたのは大学4年になってから。「追手風一択だった」と、1歳上の兄の幕下・大喜翔と同じ部屋に迷わず進んだ。目標とする力士は、兄が付け人に就く関脇・大栄翔(30)。「同じ突き押しなので」と憧れを抱いた。

 ◇野田 典雅(のだ・てんが)2005年(平17)11月27日生まれ、大阪府東大阪市出身の18歳。東大阪相撲道場で小3から相撲を始め、和歌山・有田市立箕島中から和歌山県立箕島高に進学。1年時に全国高校選抜大会3位。2年時に全国高校総体団体戦3位(二陣で出場)、全国選抜弘前大会3位、全国高校選抜大会3位。3年時に全日本個人体重別大会ジュニア重量級(100キロ以上)準優勝、全国高校金沢大会団体優勝(大将で準々決勝から出場)、世界ジュニア選手権無差別級優勝、国体団体戦準優勝(中堅で出場)。1メートル85、130キロ。

 ◇白川 大陽(しらかわ・たいよう)2002年(平14)2月21日生まれ、香川県高松市出身の22歳。高松市立勝賀中3年時に県大会優勝。高松南高2年時に全国高校選抜大会8強。日大3年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、東日本学生リーグ戦優勝(四陣で出場し全勝で敢闘賞)。1メートル89、166キロ。1歳上の兄・大貴は追手風部屋の幕下・大喜翔。2歳下の弟・大翔は日大相撲部2年。

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