【リーグワン】トヨタが5勝目でPO争いに食らい付く 昨季王者・東京ベイはV2へ危険水域の5敗目

2024年03月09日 14:16

ラグビー

 【ラグビーリーグワン1部第9節   トヨタ31―27東京ベイ ( 2024年3月9日    東大阪市花園ラグビー場 )】 4勝4敗同士の対戦は、トヨタが昨季王者の東京ベイに31―27で競り勝ち、5勝目を挙げた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)には後半10分にキックチャージから自らトライを挙げるなどしたトヨタのフッカー彦坂圭克が選ばれた。
 トヨタは3点を先取された後の前半11分、モールを起点にプロップ三浦が逆転トライ。その後1トライを許して7―8で折り返すと、後半開始のキックオフを獲得すると、SOバレットがゴール前に蹴り込んだボールをWTB高橋が再獲得してそのまま逆転トライ。同6分に1点差に迫られたが、彦坂圭に値千金のトライが生まれた。

 後半17分には途中出場のSH福田が膝付近を痛めたとみられ、負傷交代のアクシデント。すでにSHのリザーブがいない中、先発していたCTBローレンスが代役を務め、本職顔負けの球さばきを披露。高橋に2トライ目も生まれ、緊急事態を乗り切った。バレットは4ゴール1PGを全て決め、結果的にトライが同数だった一戦で効果的な得点となった。

 敗れた東京ベイは前節の相模原戦に続く2連敗で、再び黒星が先行した。大学選手権で3連覇を果たした帝京大のフッカー江良颯が途中出場から公式戦デビューを果たし、終了間際には初トライを決めるなど活躍を見せた。ただ、レギュラーシーズン16試合のリーグワンでは22年シーズンが5敗、22~23年シーズンは4敗が4強の“デッドライン”。3季連続のプレーオフ(上位4チーム)進出と2連覇を目指す中、後のない状況に追い込まれた。

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