【リーグワン】BL東京は今季初黒星も手応え SOモウンガも「自信にしたい」

2024年03月09日 20:34

ラグビー

【リーグワン】BL東京は今季初黒星も手応え SOモウンガも「自信にしたい」
<埼玉・BL東京>後半、コンバージョンキックを決めるBL東京・モウンガ(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン1部第9節   BL東京24―36埼玉 ( 2024年3月9日    埼玉・熊谷ラグビー場 )】 BL東京は埼玉に24―36で埼玉に敗れ、開幕からの連勝が8でストップ。旧トップリーグ時代の14~15年シーズン以来となる埼玉戦勝利を逃したが、残り2分まで5点差に食らい付くなど、地力アップを証明。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「最後の2分までどちらが勝つか分からない状況を作った。自信を得た部分もかなりある」と話した。
 前半はマイボールのキックオフでスタート。風下から蹴り返されたボールをSOモウンガが自陣10メートルラインの奥で確保すると、そこから一気にギアを上げた。スピードの緩急やステップワークを駆使し、60メートルを1人で走りきってトライ。見事な“先制パンチ”を食らわせたが、その後は試合巧者の相手ペースにはまった。

 惜しまれるのは風上に立ちながら、連続トライで10―29と大きなリードを許した後半10分間の立ち上がり。キックを使って効率良くエリアを取るべき場面でプレッシャーを受け、逆に致命的な失点を犯した。80分間を通じて攻守に奔走したモウンガも、「埼玉は要所で決定力があり、勝つ術を知っている」と舌を巻けば、気迫のこもったボールキャリーを見せたロックのディアンズも「強いし、ディフェンスもうまい。ミスでプレッシャーを掛けるのもうまい」と相手を称えた。

 それでも致命的と言える19点差から、しかもシンビンで1人少なかった時間帯に連続トライを挙げ、再び5点差に迫った戦いぶりに、モウンガも「信念を失わずに巻き返した。そこは自信にしたい」と胸を張る。リーチ主将、ロックのピアス、WTBナイカブラら主力数名を欠く中での激闘。来るプレーオフでの再戦に向け、ゲーム主将を務めたフッカー原田も「たくさんの学びがあった。次に生かしたい」と捲土(けんど)重来を誓った。

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