栃大海 出身地の埼玉県に海はないが改名「名に恥じぬように活躍を」春場所5勝2敗で新十両昇進

2024年03月27日 15:08

相撲

栃大海 出身地の埼玉県に海はないが改名「名に恥じぬように活躍を」春場所5勝2敗で新十両昇進
十両昇進会見に臨む塚原改め栃大海(左)と師匠の春日野親方 Photo By スポニチ
 日本相撲協会は27日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月12日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、塚原改め栃大海(24=春日野部屋)ら3人の新十両昇進を発表した。
 埼玉県越谷市出身の栃大海は西幕下4枚目の春場所で5勝2敗と勝ち越して昇進を決めた。師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)を伴った会見で「僕自身、海が好き。埼玉に海はないが、名に恥じぬように活躍したい」と意気込みを語った。

 中学横綱から名門・埼玉栄高を経て入門。所要6年半での昇進をかなえた。

 春日野部屋では力士に「栃」をつける伝統があったが入門以来、本名で通したのには訳があった。「(十両に)上がる前提だった」と春日野親方が語るように1メートル93、160キロのサイズも示すように早くから将来を嘱望されたためだった。

 ところが幕下上位で足踏みし、昨年は春、秋場所で十両がまさに目前の東幕下筆頭まで番付を上げながら、壁に跳ね返された。今回念願を叶え、師匠から3択で示されたしこ名から栃大海を選んだ。

 海がある母方の祖父母宅へいけば海に入り、九州場所宿舎近くにも海があった。「場所前の10月、土俵をつくる疲れを癒やしました」。しこ名の意図を春日野親方は「埼玉だけじゃなくグローバルに。小さな名前はつけたくなかった。8勝ではなく10勝、11勝できるように」と大きな夢を託した。

 春場所を制した平幕・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)、大関・豊昇龍(24=立浪部屋)らは共に同学年。尊富士とは高校3年で対戦し、送り出しで敗れたが豊昇龍には勝ったという。春場所での尊富士の優勝を見届け「すごいと悔しいが、同時です」。今年中の目標に「新入幕を目指したい」と明確な目標を語った。

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