元「山の神」柏原竜二氏、東洋大大学院へ進学 富士通には在籍したまま「今はワクワクしています」

2024年03月27日 09:05

駅伝

元「山の神」柏原竜二氏、東洋大大学院へ進学 富士通には在籍したまま「今はワクワクしています」
<第88回箱根駅伝往路>首位を独走する東洋大5区・柏原竜二主将。自身の持つ区間記録を0分29秒更新する1時間16分39秒をマーク Photo By スポニチ
 箱根駅伝で東洋大の「山の神」として活躍した柏原竜二氏(34)が自身のSNSを通じ、4月1日から東洋大学大学院へ進むことを発表した。富士通に在籍し仕事を続けながら、社会心理学を専攻する。
 東洋大時代「2代目・山の神」として活躍した柏原氏は、「4月1日から東洋大学大学院に通学することになりました」と、社会心理学を専攻として同大の大学院へ進学することを報告。「突発的に決めたわけではなく、去年の夏頃から本格的に通学に向けて、協議をしてきました」と明かした。

 進学を決断した経緯について「昨年1年間は自分を見つめ直す時期でもありました。会社の事、箱根駅伝への道でインタビューをさせてもらえてる事。会社は引退して7年間、箱根駅伝への道は5年間、色々とチャレンジをして沢山の経験をさせてもらいました」と振り返り、「チャレンジをしていくうち、昨年ぐらいから自分のスキルに閉塞感を感じることが多くなり、本当にこのままでいいのだろうか?選手の想いはちゃんと皆さんの元へ届けられているのだろうか?価値を提供できるのだろうか?と強く思うようになりました。同じくし、悩むことが多くなり体調も崩すことが増えました。自分のスキルや情報に限界を感じるようになったのかもしれません」と吐露。「そこで、沢山の方にご相談をし、新たな学問を学ぶことを決意しました」と説明した。

 「東洋大学へまた戻るということで、陸上部とは関わるのか?」という、多くの人が気になる疑問点については「箱根駅伝への道で沢山の大学にインタビューをさせてもらっている観点から今まで通り1人のOBとして関わっていく可能性はありますが、スタッフとしての活動や何か補助をすることは現在のところありません」と主張。「これは酒井俊幸監督とも相談し決めております」といい、「なので、学生には戻りますが、陸上部とは今まで通りの距離感、文化放送を通じてインタビューをするという形になります」と明かした。

 大学卒業後に富士通に入社し、2017年4月に現役引退を発表。その後は同社に在籍しながらスポーツ解説者として活躍してきた。柏原氏は「会社のことに関して、引き続き在籍はします」とし、「ただし、今まで以上に新しいこともやっていきたいので、私への仕事の依頼方法とかが変わる可能性もあります。なるべく仕事やご依頼ごとを積極的にやれることをやるつもりです。とはいえ、現在のところ募集方法などは全く決めてないので、しばらくお待ちいただければと思います」と呼びかけた。

 「最後になりますが、これはあくまで個人のことですので、会社等に本件の問い合わせはお控えくださいますよう、よろしくお願いします」と注意喚起した上で、「新しいことが待つ不安もありますが、同じぐらい今はワクワクしています」と期待を込めた。

 柏原氏は1989年7月13日生まれ、福島県出身。東洋大時代に箱根駅伝の山登りの5区で活躍し、4年連続区間賞を獲得。今井正人氏に続く「2代目・山の神」と呼ばれた。卒業後は富士通に入社し、2017年3月31日付で現役を引退。引退後はアメリカンフットボールチーム「富士通フロンティアーズ」のマネジャーを務め、現在は解説のほか文化放送のナビゲーターとしても活動している。19年4月に日本BS放送の八木菜緒アナウンサー結婚し、現在は2児の父。

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