竹田麗央 初V王手 7バーディー67で首位浮上 元賞金女王・平瀬真由美のめい

2024年03月31日 04:50

ゴルフ

竹田麗央 初V王手 7バーディー67で首位浮上 元賞金女王・平瀬真由美のめい
9番、ラウンドを終え笑顔を見せる竹田麗央(撮影・西尾 大助)  Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城第2日 ( 2024年3月30日    静岡県・葛城GC=6455ヤード、パー72 )】 降雨によるコースコンディション不良で順延となった第2ラウンドが行われ、1打差の2位から出た竹田麗央(20=ヤマエグループHD)が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算10アンダーで首位に立った。最終日は今季3度目となる最終組からツアー初優勝を目指す。2打差の2位に昨年優勝の穴井詩(36=フリー)と川岸史果(29=加賀電子)がつけた。
 瞬間風速14・2メートルの強風に多くの選手が苦しむ中、インから出た竹田が圧巻のバーディーショーだ。2バーディー、2ボギーで迎えた18番パー5。残り230ヤードの第2打を3Wでグリーン右手前カラーまで運ぶとパターを使って2打でバーディー。そこから4番まで5連続でスコアを伸ばした。

 「風が強いとリズムが速くなりがちだが、ゆったり振ることは意識していた。コントロールショットがうまくいった」。今季平均で255ヤードを超える飛距離がアドバンテージとなった。2打目は同組の最後に打つ場面が多く、「前に打った選手の球筋を参考にした」と風への的確な判断につなげた。加えてオフの成果も出た。「ショートアイアンが去年は良くなかった。一番使うクラブなので練習した」と、9IやPW、50度のウエッジなどを重点的に特訓。1番でPWで50センチに寄せるなど、歯車がかみ合った。

 叔母は元賞金女王の平瀬真由美、母・哲子もプロというダイヤモンド世代の逸材。昨季シードを得た一方で、同じ03年度生まれの川崎、桜井、神谷、尾関らが勝利を収め悔しい思いも味わった。今季も既に2度最終日を最終組で迎えながら、勝利には届かなかった。

 4月2日には21歳の誕生日を迎える。当日は最近、推しているという山下舜平大の所属するプロ野球・オリックスと西武との試合を観戦する予定だが、バースデーの前祝いが20歳最後の試合での勝利となれば最高だ。最終日首位から5位に沈んだ雨のVポイント×ENEOSとは違い、今回は晴天の見込み。「天気が良い予報なので楽しみ。明日も自分のプレーに集中したい」と表情を引き締めた。

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