照ノ富士 「よくやった」 尊富士の110年ぶり新入幕優勝を称える 伊勢神宮で奉納土俵入り

2024年03月31日 15:30

相撲

照ノ富士 「よくやった」 尊富士の110年ぶり新入幕優勝を称える 伊勢神宮で奉納土俵入り
太刀持ちに熱海富士(左)、露払いに翠富士(右)を従え、伊勢神宮で奉納土俵入りを行う照ノ富士 Photo By スポニチ
 横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が31日、春巡業が開幕した三重・伊勢神宮で奉納土俵入りを披露した。弟弟子の尊富士(24)が110年ぶりの新入幕優勝を飾った春場所は腰痛のため3日連続で金星を配給し、2勝4敗となった7日目から休場していた。
 大の里(23=二所ノ関部屋)に1差に迫られた14日目、尊富士は取組で右足首のじん帯を損傷した。千秋楽の出場が危ぶまれた夜、照ノ富士が足を運んで「お前ならやれる。記録はいいから記憶に残せ」と諭した。自力で歩けなかった体に異変が起こった。

 尊富士の快挙について初めて取材に応じ、「後押しするだけ。決めるのは本人だから」。出場はあくまで尊富士の判断だったと強調し、「よくやった。大したもの。日頃の相撲に対する行いが良かった」と称えた。角界有数で知られる、伊勢ケ浜部屋伝統の稽古量のたまものとの見立てだった。

 「(自身同様)彼も両膝をケガして学生の時に苦しんだ。自分の経験が彼の相撲人生に生きる。できるだけアドバイスしてあげたい」

 「右足関節捻挫、じん帯損傷」の診断書を提出し、春巡業は休場した尊富士。夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)へ向け、稽古が本格化する巡業後を待ち望む口ぶりだった。

おすすめテーマ

2024年03月31日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム