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新十両・阿武剋が4連勝「自分で言ったらおこがましいけど突き押しもできます」完璧な日本語も披露

2024年05月15日 16:11

相撲

新十両・阿武剋が4連勝「自分で言ったらおこがましいけど突き押しもできます」完璧な日本語も披露
<夏場所4日目>阿武剋(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所4日目 ( 2024年5月15日    東京・両国国技館 )】 新十両・阿武剋(24=阿武松部屋)が栃大海(24=春日野部屋)との新十両全勝対決を制して初日から4連勝とした。
 低い立ち合いから突き放して先手を取り、相手の引きにもついていって押し倒し。同じ新十両でともに初日から3連勝している相手だったが「いつも通りの同じ一番なので」と特別意識することなく快勝につなげた。

 得意は四つ相撲で、先にまわしを取って相手にはまわしを取らせない速攻を持ち味とする。この日も取りには行ったが「まわしが遠ざかったので」と相手の突き押しに対応。「とりあえず前に攻めて、そのままいけると思って押し切りました」と対応力も見せた。

 もともと四つ相撲だったが、日体大時代に「四つ相撲取りたいなら先に押すこと」と齋藤一雄監督から指導を受け、どちらもできるようになった。「自分で言ったらおこがましいですけど、突き押しもできます」。中学生時代に故郷のモンゴル・ウブス県で数学オリンピック優勝している秀才は、難しい日本語を完璧に使いこなして自身の強みを表現した。

 初めて臨む15日間の戦いは「どうにか体を疲れさせないように」と気を付けながら過ごしている。「付け人の兄弟子2人に助けられています。荷物を運んでくれたり、場所に来るまでは疲れることなくて感謝ですね」。デビュー4場所目の新十両は変わらず謙虚な姿勢も見せた。

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