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渋野日向子 日米4度目ホールインワンに「震えました」 勝とのコンビ「めちゃくちゃ楽しい、やばい!」

2024年06月30日 04:00

ゴルフ

渋野日向子 日米4度目ホールインワンに「震えました」 勝とのコンビ「めちゃくちゃ楽しい、やばい!」
 第2ラウンド、18番でホールインワンを決め喜ぶ渋野日向子(右から2人目)。左端は勝みなみ=ミッドランドCC(共同) Photo By 共同
 【女子ゴルフツアー ダウ選手権第2日 ( 2024年6月28日    米ミシガン州 ミッドランドCC(6277ヤード、パー70) )】 2人一組で争うツアー唯一のチーム戦で渋野日向子(25=サントリー)が18番パー3で日米通算4度目のホールインワンを決めた。米ツアーでは22年のBMW女子選手権以来2度目。メジャー2戦連続のトップ10に続くエース達成と勢いに乗っている。第2ラウンドはホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール形式で行われ、勝みなみ(25=明治安田)とのペアで43位から61と伸ばし、通算8アンダーの22位に浮上した。
 一瞬、カップの縁で止まりかけたボールがコロリと吸い込まれた。その瞬間を見届けた渋野は驚いた表情で口を押さえ、足を激しく踏みならして喜びを表現。お互いの名前からチーム名「H&M」としてペアを組む相棒の勝と満面の笑みでハイタッチを交わした。2年ぶりのエース達成。メジャー2戦連続トップ10入りで完全復活を印象づけた25歳の勢いはホンモノだ。

 「震えました。きれいに入ってくれたんで盛り上がった。めっちゃびっくり」

 予選通過圏外の43位から浮上を期した第2日。インの前半は17番まで2バーディーしか奪えずにもどかしい展開が続いた。折り返しの18番。143ヤードに設定された池越えのパー3で8Iを握ると、第1打はドローの軌道を描き、ピン右奥約30センチからスピンで戻ってカップイン。この一打で勢いづき、61をマークして決勝へと進んだ。

 5月中旬までは最高成績50位と苦しんだが、全米女子オープンで2位に入って復調のきっかけをつかんだ。オフから辻村明志コーチと取り組んだスイングに、以前使っていたシャフトに戻した1Wがかみ合った。最も長いクラブが気持ち良く振れるようになれば、ショット全体が良くなるのは自然な流れだ。

 ペアを組む勝との相性も抜群。家を借りて一緒に泊まっており、前夜は2人でオムライスを作ったという。勝が「最高だよね」と言えば渋野も「めちゃくちゃ楽しい、やばい!」と応じる。“黄金世代”コンビでさらなる上位進出へ、渋野は「2人で協力して頑張りたい」と気合十分に言った。

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