×

19歳アマ荒木優奈 V視界良好の2打差4位に浮上 前半ボギー先行で闘志に火「奇跡みたいな」

2024年06月30日 04:00

ゴルフ

19歳アマ荒木優奈 V視界良好の2打差4位に浮上 前半ボギー先行で闘志に火「奇跡みたいな」
<資生堂レディースオープン第3日目>8番、ティーショットを放つ荒木優奈(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 資生堂レディース第2日 ( 2024年6月29日    神奈川県戸塚CC西C(6697ヤード、パー72) )】 前日に中止になった第2ラウンドが行われ、アマチュアの荒木優奈(ゆうな、19)が8位から5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーの4位に浮上した。首位とは2打差。5月のワールド・サロンパス・カップでの李暁松(リ・ヒョソン、韓国)に続くツアー史上9人目の“アマV”を目指す。68で回った堀琴音(28=ダイセル)が通算9アンダーで単独首位に立った。
 前半4番でのボギー先行が荒木の闘志に火を付けた。「ボギー先行の方が気合が入るか知らんけど」と、7番で4メートル、8番で7メートルのチャンスを沈めた。要所でのパットが光って68をマークし、「最初はアイアンが左にしかいかなくて80ぐらい打っちゃうんじゃないかと。奇跡みたいな、今日のゴルフでした」と優勝争いに加わった。

 2年連続でナショナルチームに選ばれた有望株だが、昨年プロテストでは涙をのんだ。宮崎・日章学園高を卒業し、現在は地元・熊本でキャディーのバイトをしながら腕を磨く。そこでは「自分は攻めたくて突っ込むタイプだけど、上手な方は刻んだり冷静な判断をされていた」と新たな学びもあったという。これまでのツアー最高は30位。「こんな上位にいたことがない。テレビで見てた世界なので面白い」と、19歳が無欲で頂点を目指す。

《単独首位・琴音「フィーバー」》
 ○…堀琴音が2差2位から68と伸ばして単独首位に立った。1番の9メートル、6番で10メートル、9番では8メートルを沈めるなどグリーン上が絶好調。「久しぶりにフィーバータイムみたいな感じでした」と笑った。1年前から長尺パターを使用する28歳。前週、コーチからの指摘で球の転がりを意識するようになってパットの調子が上向いたという。「楽しみが一番だけど、勝ちたい気持ちもある。最終日の18番で優勝できたらいい」と2年ぶり3勝目を狙う。

おすすめテーマ

2024年06月30日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム