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玉井陸斗、延期なければ最年少記録13歳で東京五輪に出場していた 日本飛び込み界悲願の銀メダル

2024年08月10日 23:52

飛び込み

玉井陸斗、延期なければ最年少記録13歳で東京五輪に出場していた 日本飛び込み界悲願の銀メダル
<パリ五輪・男子10メートル高飛び込み>銀メダルを手に笑顔の玉井(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第16日 飛び込み ( 2024年8月10日    アクアティクスセンター )】 男子高飛び込み決勝が10日に行われ、22年世界選手権銀メダルの玉井陸斗(17=JSS宝塚)が507.65点で銀メダルを獲得した。自身2度目の五輪で、日本飛び込み史上初のメダル獲得の快挙を成し遂げた。曹縁(29=中国)が547.5点で五輪2連覇を飾った。
 日本の飛び込み勢は1920年アントワープ五輪に内田正練が初出場してから誰一人として表彰台にたどり着けず、メダル獲得は105年越しの悲願だった。

 ◇玉井 陸斗(たまい・りくと)

 ☆生年月日 2006年(平18)9月11日生まれ、兵庫県宝塚市出身の17歳。神戸・須磨学園高に在学中。身長1メートル60、体重55キロ。

 ☆競技歴 小学1年から始める。3歳から通う水泳教室の隣のプールで開催された体験教室が契機。入水時にしぶきが立たないノースプラッシュが快感となり、のめり込む。

 ☆主な実績 19年4月の日本室内選手権でシニアデビューし、史上最年少12歳7カ月10日で制覇。同9月の日本選手権も史上最年少で制した。21年東京五輪は7位で日本勢21年ぶりの入賞。延期されなければ13歳10カ月で本番を迎え、日本男子の史上最年少出場記録を更新していたが、幻となった。22年世界選手権は銀に輝き、日本勢初の表彰台に立った。

 ☆自己管理 ケガ予防のため体育の授業で球技に参加しない。中学までは自転車にも乗らなかった。体重が増えないよう、ご飯は茶わん1杯までとし、おかずを多く食べる。

 ☆食べもの 好物は焼き肉で特に牛タン。パクチーが苦手。

 ☆座右の銘 「勇気は一瞬、後悔は一生」。踏み切りから入水は2秒弱。一瞬で勝負が決まる演技前にこの言葉を思い出す。

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