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手負いの早田ひな 戦い抜いた団体銀に「幸せ」 視線は4年後へ「金を取るまで、私は燃え尽きない」

2024年08月11日 02:06

卓球

手負いの早田ひな 戦い抜いた団体銀に「幸せ」 視線は4年後へ「金を取るまで、私は燃え尽きない」
<パリ五輪 卓球女子団体決勝>銀メダルを胸に笑顔の(左から)平野、早田、張本美(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第16日 卓球 ( 2024年8月10日    パリ南アリーナ )】 女子団体戦の決勝が行われ、日本は中国に0―3で敗れて銀メダルとなった。悲願の金メダルには届かなかったが、12年ロンドン銀、16年リオ銅、21年東京銀に続く4大会連続表彰台。中国が5連覇を達成した。
 シングルス銅メダリストで左腕を痛めている早田ひな(24=日本生命)は、団体準決勝までの3試合は平野美宇(24=木下グループ)とのペアでダブルスに出場したが、この日は張本美和(16=木下グループ)とのペア。「ぶっつけ本番みたいな形でした」と早田は言う。練習時間は前日とこの日で2、3時間でも、世界1位の陳夢・王曼昱組をあと2点で勝利というところまで追い詰めた。

 早田は混合ダブルスは1回戦敗退、シングルス銅、団体銀でパリの夢舞台を終えた。「腕を怪我してしまってそこから卓球できないかなってくらいまで追い込まれたけど、周りの方々が支えてくれて、ここまでやりきることができた。最後まで試合をすることできて幸せだった」と振り返った。

 完全燃焼で涙はない。その視線はもう、28年ロサンゼルス五輪を見据えている。「銀と銅、あえて神様が試練を与えてくれたのかな。4年間、パリで忘れ物をした金メダルを獲れるように。金を取るまで、私は燃え尽きない。燃え尽きるまで頑張ります」。表彰台から降りたその足で、4年後に向けて歩み始めた。

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